カクヨムコン10「お題で執筆!! 短編創作フェス」まとめ&第6回・第7回コメント

3/12(水)に、カクヨムコンテスト10ならびにカクヨムコンテスト10【短編】の中間選考結果を発表しました。

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通った方も、惜しくも落選となってしまった方も、ご参加ほんとうにありがとうございました!!!!

さて、カクヨムコンテスト10【短編】のほうで実施していた「お題で執筆!! 短編創作フェス」。 今回は、まだトリコメントのついていなかった第6回・第7回のトリコメントを公開します。

加えて、全7回の概観もまとめてみたので、もし興味がある方は読んでいってください。

全7回の参加作品数は?

7週にわたって実施した「お題で執筆!! 短編創作フェス」。
それぞれの回の応募作品数は以下のとおりでした。

一番多かったのは第6回のお題「骨」。
人間や多くの生物の根幹にかかわるものだけに切り口が多く書きやすかったためか、多種多様な作品が応募される結果となりました。

ちなみに部門別で見てみた結果がこちら。

やはり「骨」ではホラーを含む現代ドラマ・文芸・ホラー短編部門が大きく伸びています。
そのほか、第3回のお題「つま先」では恋愛短編部門の作品が多かった模様。
お題から、どんなインスピレーションを受けたかが反映されているのかもしれません。

第6回「骨」より、トリが気になった作品

というわけで、もっとも多くの417作品が集まった第6回のお題「骨」。
骨が登場するホラーやサスペンスはもちろん、骨密度にからめた健康エッセイや「豚骨ラーメン」の話など、様々なテーマが扱われていました。
なかでもトリが気になった作品はこちら。

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トリアイコン
神泉せいさんの『転生したらスケルトンでした…って、生きてない!』
いわゆる「乙女ゲーム転生もの」……なんですが、転生先は主人公でも悪役令嬢でもありません。骸骨の魔物、スケルトンです。冒険者系の異世界転生ならいざ知らず、乙女ゲー転生でよりによってスケルトンに転生することある?
人間に戻りたい一心でダンジョンに潜り込んできた冒険者の復活呪文に当たりに行くシーンなどは、思わず声を出して笑いました。控えめに行って前代未聞だと思います。
そしてその後の怒涛の展開にも要注目です。転生したスケルトンの生前、王国の陰謀、そして仲間とともに迎える結末とは……。
熱い展開もありつつ、結果的にちゃんとした乙女ゲー転生ものっぽくなっている(ような気がする)のも好きなポイントでした。
神泉せいさん、すてきな作品をありがとうございました!

第7回「10」「羽」「命令」より、トリが気になった作品

第7回は最後の記念に、3つのお題を提示。どれか一つでよいルールでしたが、三題噺的に3つとも混ぜ込んだ作品も多く投稿いただきました。
三題噺となると、なかなか共通点の探しづらいこの3テーマ。他の回に比べると「混沌(カオス)」っぷりを楽しめる、勢いのある作品が多く集まったようです。

そんな245作品のうち、トリが気になった作品はこちら。

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トリアイコン
ゆかりさんの『コップ酒とニートと天狗とアンドロイド』
カオスな物語が多く集まったと書きましたが、この作品はそういった意味で象徴的。タイトルのとおり、コップ酒を飲むおばさんとニートと天狗とアンドロイド(ちなみにこの4名のうち半分が忍者)による「何? この……何?」とでも言うべき展開が繰り広げられます。
なんというか、決して起承転結がわかりやすかったり話の筋を追いやすかったりするわけではないのですが、起こっていることのハチャメチャっぷりに惹かれて最後までスルッと読んでしまいました。
いつの間にかキャラ同士が争ってると思ったら、登場人物の正体がつぎつぎと明かされ、そのたびに敵味方が入れ替わったり入れ替わらなかったりする……。ちょっとクセになるスピーディさです。
ゆかりさん、すてきな作品をありがとうございました!

以上、カクヨムコンテスト10【短編】のお祭り企画、「お題で執筆!! 短編創作フェス」のまとめでした。
今後もコンテストを含めたたくさんの企画をご用意しておりますので、引き続き「カクヨム」をお楽しみいただければ幸いです!