女子向け小説の次世代を担うのはあなた!第18回角川ビーンズ小説大賞 作品募集中!

f:id:kadokawa-toko:20181031151615j:plain 大賞賞金100万円!角川ビーンズ文庫が主催する「第18回角川ビーンズ小説大賞」にカクヨムからも作品を応募できます。
数々の名作を世に送り出し、今なお進化し続ける“角川ビーンズ文庫”。そんな勢いあるレーベルが主催する大型新人賞について、角川ビーンズ文庫編集部にインタビューを行いました。
ビーンズ文庫が今求める作品やレーベルのこれからについて、カクヨムだからこそ聞ける掘り出しネタを聞いています。コンテストに興味のある方は必読!


――まずは、レーベルについて、簡単に教えてください。編集部のおすすめ作品も紹介してください!

2001年に創刊、2018年10月に創刊17周年を迎えました。
異世界ファンタジー、学園小説などジャンルを問わず、女子が読みたいエンターテインメント小説を刊行するレーベルです。
代表作としては、TVアニメ化もされた「彩雲国物語」「まるマ」シリーズほか、「身代わり伯爵」 「シュガーアップル・フェアリーテイル」、さらには2004年の刊行スタートからTVアニメ化・舞台化などメディアミックスを重ねて現在まで続く大人気シリーズ「少年陰陽師」などの作品があります。

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ビーンズ文庫を代表する名作の数々
最近ではティーン層をターゲットに「告白予行練習」「厨病激発ボーイ」などボーカロイド楽曲を小説化した作品や、原作コミックスから、アニメ・舞台と同時多発的に展開している「文豪ストレイドッグス」の小説版を刊行しています。
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ティーン層をターゲットにした作品
最近の編集部イチオシ!のタイトル
『一華後宮料理帖』
『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました』
『邪魔しないでよ、大神くん!』
『少年陰陽師 現代編・近くば寄って目にも見よ』
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最近の編集部イチオシ!のタイトル

――今回のコンテストではズバリどのような作品を期待、求めていますか。募集ページの記述にある“エンターテインメント性の強い作品”について触れながら具体的に教えていただけますでしょうか。

青春学園もの、ファンタジー・ミステリーなど、対象読者・年齢やジャンルを問わず広く募集したいと考えています。
ただどのジャンルでも、オリジナリティだけでなく「このキャラが好き」「応援したい」「幸せになってほしい」と思えるようなキャラクター性と、「この作品を読んで良かった」と思える読後感の良い作品の応募を期待しています。


――昨年より18歳以下が対象となる「ジュニア部門」もスタートしていますね。今回はカクヨムからは応募することができませんが、カクヨムにも10代作家が多くいます。部門開設に至った経緯と、部門への応募を検討している人に向けて、リクエストがあれば教えてください。女性向けライトノベルのトレンドについても知りたいです!

一昨年に角川ビーンズ文庫が15周年を迎えたことをきっかけに創設した部門です。レーベルとしても現代の学校を舞台にした青春がテーマの作品が増えてきた中で、未来の作家でもあり読者でもある10代の方々にもっと小説を読むこと・書くことに興味を持ってほしいと思い、18歳以下を対象に創設しました。
現状、カクヨムからは残念ながら応募いただくことはできませんが、自分の「好き」をまっすぐに形にした意欲的な作品が多く寄せられています。ぜひ挑戦してみてください。

第18回 角川ビーンズ小説大賞 ジュニア部門応募要綱 | ビーンズ小説大賞 | 角川ビーンズ文庫公式サイト


昨今のトレンドですが、読者の好みのジャンルが多岐にわたり、細分化しています。
その中でも異世界ファンタジーのジャンルでは、設定として中華後宮もの、平安ものや転生・トリップ、キャラクターの属性では姫、令嬢、聖女といったキーワードが依然根強い人気があります。
ティーン層からは、音楽、アニメ、コミックとの親和性があるノベライズ作品や、等身大の悩みや恋愛を取り扱った作品が支持を受けています。

――なるほど。ティーンのトレンド動向、参考になります。ビーンズ文庫で活躍している作家さんにはどのような方がいらっしゃいますか?

作家業と別のお仕事を兼業でされている先生がとても多いです。
そのため、プライベートでネタをインプットする時間も含めてご執筆の時間とそれ以外の時間を有効に活用されている印象があります。


――最後に、これから作品を応募する人へメッセージを!

前述のように現在のエンタテインメント小説は読者を引きつけるジャンルや設定、キャラクターが細分化されています。
その中でご自身の「好き」や「オリジナル」が、一定数の読者に説得力を持って迫るように1本の小説に書き上げることはとても難しいと思います。
かといって、いわゆるテンプレと呼ばれる王道の設定・ストーリーは、読者にとって安心感はある反面、非常に高い筆力やストーリー構成力が求められます。
いずれも難しい道ではあると思いますが、編集部としてはその高い壁に挑戦していただけるような新しい才能と出会えればと思い、今回カクヨムからの応募窓口を継続して設置しております。皆様のご応募、お待ちしております。


ビーンズ文庫編集部さん、ありがとうございました!


『第18回角川ビーンズ小説大賞』は、2019年3月31日23:59まで作品を受け付けています。

▼応募方法はこちらから▼

beans.kadokawa.co.jp

この11月~12月には第16回受賞作品も次々刊行予定!
11月1日発売
優秀賞&読者賞受賞
『魔法卿城の優しい嘘 銀の執事と緋の名前』
f:id:kadokawa-toko:20181024192634j:plain 12月1日発売
奨励賞&読者賞受賞
『剣影に誓う未熟な革命 令嬢だって騎士になりたい!』
f:id:kadokawa-toko:20181101122801j:plain 奨励賞受賞
『ローランシアの秘宝を継ぎし者 往け、世界はこの手の中に』
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★角川ビーンズ文庫のあいくるしいキャラクター“ビーンズぼうや”

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