「漫画原作小説コンテスト」大賞作品の漫画連載がスタートしました!

カクヨム運営です。

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少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」にて、見事大賞を獲得した『父さんな、デスゲーム運営で食っているんだ』の漫画連載が遂にスタートしました!

↓こちらの原作小説が・・・ kakuyomu.jp

↓このように!

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是非ご自身の目でご覧ください!


『父さんな、デスゲーム運営で食っているんだ』が連載中の
少年エース 2017年10月号は好評発売中です!!


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web-ace.jp

少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」最終選考結果を発表しました



少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」の結果発表を公開しました。

選考委員である少年エース編集部により厳正に審査し、最終候補作4作品の中から大賞受賞作を選出いたしました。

詳しくはこちらのページよりご確認下さい。

少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」開催結果
応募総数:2336作品
最終選考:30作品
大賞最終候補作品:4作品
大賞:1作品

ご投稿いただいた皆様、ならびに読者選考にご参加いただいた皆様には、改めて深く御礼申し上げます。
受賞作品は雑誌連載に向けて準備を進めていきます。
具体的な発売日についてはまた追ってお知らせさせていただきますので、楽しみにお待ちください。
今後ともカクヨムをどうぞよろしくお願いいたします。

少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」読者選考通過&編集部選出作品を発表いたしました



カクヨム運営です。
少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」の読者選考の結果を発表させていただきました。

読者選考による累計ランキング上位20作品、及び応募作品より編集部が選出した10作品合計30作品を選考通過作品といたしました。
最終選考はこちらの結果を元に進めさせていただきます。

なお、最終選考の結果発表は10月26日に、少年エース12月号及び本サイト上で行いますので、楽しみにお待ちくださいませ。

多数の力作を投稿してくださった皆様、並びに読者選考にてご参加頂いた皆様には、改めて深く御礼申し上げます。

少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」応募・読者選考期間が終了しました



カクヨム運営です。

7月19日より開催しておりました「漫画原作小説コンテスト」の応募&読者選考期間が終了いたしました。
今回の応募総数は2336作品でした。
多数のご応募、並びに読者選考へのご参加、誠にありがとうございました。

なお最終選考対象作品に関しましては、9月26日を予定しています。
発表は少年エース、及び本サイトにて行いますので、楽しみにお待ちください。

「漫画原作小説コンテスト」開催記念特別企画! はてなディレクターに聞く、Webで人気作品を生み出す為の10の法則!!




Web小説サイト「カクヨム」の開発を担当しており、その他にもマンガ投稿サービス「少年ジャンプルーキー」や、大手ブログサービス「はてなブログ」等、各界を代表するUGCサイトを手がけてきた株式会社はてな

様々なユーザー向けサービスを手掛けてきた「はてな」だからこそ分かる――人気作品を生み出す”法則”のようなものは、果たしてあるのでしょうか!?

そこで今回は少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」の応募&読者選考開始を記念して、ここでしか知れないお得な情報が盛りだくさん!? のインタビュー企画をお送りします。

題して……

はてなディレクターに聞く、Webで人気作品を生み出す為の10の法則!!


──まずは自己紹介をお願いできますか。

株式会社はてなで、プロデューサーディレクターを兼任している二宮です。
カクヨムでは開発側の責任者(※注)として、新機能の企画や開発チームの統括などを担当しています。
(※注・・・参考:「カクヨム」の作り方とは? はてな×KADOKAWAの担当者が語る開発秘話 )


──小説、ブログ、漫画、それぞれジャンルは違いますが、力のあるコンテンツを生み出す方に共通点のようなものはあると感じますか?

Webから出てくるコンテンツは多様性があって、色んなバックグラウンドの人が色んなコンテンツを発表する場だと思うので、コンテンツの内容にはあまり共通点ってないと考えています。敢えて見いだすとすると「熱量が高い」ということでしょうか。

Webで自分のコンテンツを公開するというのは、非常に勇気がいることだと思います。仕事でもなくお金がもらえるわけでもない。それでも自分の表現を世の中に発表したいという、そういう熱い気持ちがベースにあって、そういう作品の中でも一握りの本当に熱い、熱量の高い方の作品が脚光を浴びていると感じます。


──小説、ブログ、漫画それぞれのジャンルでその時々の流行があるかと思います。やはり人気が出るコンテンツというのは主流ジャンルに属する作品が多いのでしょうか?

多いです。
Webの中で生まれる流行というのがあって、その流行が生まれたコミュニティの中からまた次の新しい作品が生まれるという循環がありますよね。だから、主流ジャンルというよりはコミュニティ内の流行に左右される傾向が強いと思います。

ただ稀に、どの流行にも乗らず新しい流行の元になる、それまでに存在しなかったタイプの作品が出てくることがあって、それもWebならではの面白さです。


──「面白い作品の人気が出る」というのは大前提かと思いますが、そのためにまずは自分の作品を多くの人に見てもらわなければなりません。読者の注目を集めるためにできる、Web上ならではの工夫や要素はありますか?

やっぱりWeb上には沢山の無料で見られるコンテンツが溢れていますから、その大量のコンテンツの中から自分の作品を見てもらうための、自己プロデュース力というようなものは必要になってきます。

例えば、注目を集めやすいタイトルの付け方だったり、キャッチコピーを作る力だったり、サムネイル画像の作り方だったり。また、自分のキャラクター性を全面に出してアピールする人や、コミュニケーション能力を最大限に活かして、SNSを活用してアピールてる人もいますよね。本当に人それぞれ、それがWebだと思います。
だからこそ人に見てもらうために、どこか人と違う、尖った部分が必要になってきます。それが何かを判断して、ちゃんと分かりやすくタイトルなりキャッチコピーなりあらすじなりサムネイルなりSNSなり、そういったものでパッケージ化して提供できるかどうか、ということではないかと思います。


──自分の作品が検索されやすくする為には、どういったアプローチが必要なんでしょうか?

検索されやすくするための方法は、あまり考えなくても良いと思います。
なぜなら、作品名や作家名で検索されるとすれば、もう既に勝ったも同然と言えるからです。指名買いされているわけですから。
ただ多くの作品は、タイトルや著者名で検索されるところまで行かず、まず存在を知って、読んでもらうところから始まると思います。

タイトルや著者名以外の検索方法を考えると、例えばWeb小説であれば「異世界」とか「チート」とか「VRMMO」とかすでにある人気のワードから、サービス内の検索システムを使って探されることを想定していくんだと思います。
しかし検索ロジックは、サービスごとに全然違うし、同じサービスにおいてもどんどん変わって行きます

絶えず変化する検索ロジックを必死に追いかけて、それにフィットする作品名やあらすじやキャッチコピーを考えるよりは、まず何かの手段でたどり着いてくれた1人の新しい読者に、適切に作品の魅力を伝えるためにタイトルやあらすじやキャッチコピーを考えた方がいいと思うんです。

僕はサービスを開発する側の立場ですが、検索ロジックなどコンテンツを探すための仕組みって、何とかして良いコンテンツが見つかりやすくなるように日々改善していきます。そうすると、短いスパンで見ればそのロジックにマッチするようなテクニックを使うと効果が出るかもしれませんが、長い目で見ると、特定のロジックにマッチするようなテクニックに走るよりも、読者を意識して自分の作品のパッケージを磨いて行くほうが、最終的には沢山の人に読まれると思います。
日々変わっていくロジックに囚われ過ぎない方が良いです。


──ズバリ聞きますが、タイトルやサムネイルから「あ、これはクリックされるだろうな」と予測はつきますか?

クリックされるだろうな、という予測はつきます。
ただ、それが読まれるかどうか、人気が出来るかどうかまでは予測できないです。

タイトルやサムネイルに惹かれてクリックしても、その先が問題ですよね。
まず1話目を読んでくれるか、最後まで読んでくれるか、面白くてTwitterでシェアしてくれるか。そういったところはさすがにタイトルやサムネイルだけでは判断できないです。
クリックから先は、中身の勝負だと思います。


──人気作品を生み出す為には多くのユーザーに「応援してもらう」という事が不可欠だと思います。発表した作品を多くの人に応援してもらう為のコツって何かあるのでしょうか?

こればっかりは中身の面白さが大前提ですが、Webならではの応援したくなる要素としては「人間性」もあると思います。

最近ではTwitterやブログなど、コンテンツを生み出す人も何かしら情報発信をしていますが、人気のある人はそういった情報発信や、ファンとの交流がうまい人が多いですね。

例えばもらったコメントに1つ1つ丁寧に返す人とか、また逆に誹謗中傷的なコメントがあったとしても、あまり熱くならずに冷静に対処できる人とか、そういった人間性みたいな部分で、ファンが付きやすかったりそうでなかったりしていることはあると思います。


──Web上で人気を得るためには読者の嗜好を知る事は有利に働くように思います。そういった流行の傾向を捉えるにはどうしたらよいでしょうか?
またここだけの話・・・「カクヨム」でじわじわ人気があがっているジャンルってありますか?

コミュニティに実際に参加することだと思います。
自分が書き手である前に、読み手であって、そのコミュニティに普段から参加していると流行の傾向が捉えやすいのではないでしょうか。

カクヨムで生まれる流行も、ジャンル毎に傾向が違いますよね。例えばSFでは1話完結の作品が人気になったり、ファンタジーでは連載ものが強かったり。流行を掴むには、普段からそのジャンルや、特定のコミュニティの住人になることが重要なんじゃないかなと思います。

勿論、自分で新たなジャンルや流行を生み出したい人は全く気にしないでいいと思います!


──Web上で人気の作品というのはどういった過程を経て生まれる傾向にあるのでしょうか? また、カクヨムの場合はどういった傾向にありますか?

Web上で人気が出る作品は、有名なユーザーが評価すると一気に火が付く傾向があります。

例えばWeb小説ではスコッパーと呼ばれる人たちが、沢山の作品の中から良作を発掘していて、中でも有名スコッパーが評価した作品が人気を得ることが多いと思います。ブログの世界ならアルファブロガーと呼ばれる人たちが紹介した記事が人気になること、はてなブックマークでは人気のブックマークユーザーがブックマークした記事がホットエントリに入ることが良くあります。

カクヨムはオープンして間もないサービスなので、まだそこまで有名なレビュワーがいないのですが、トップページに「新着レビュー」という枠があって、良いレビューをもらった作品がその後人気が出るケースがありますね。


──WEB小説サイトでは1話あたりの文字数がユーザー毎に大きく変わっていると思いますが、1話あたりで最適の文字数とかあるとお考えですか?

以前、書籍化の経験のある作家さんから、連載作品の場合は1話あたり4,000字から8,000字くらいが丁度良いと伺ったことがあります。

ただこれも、作品よって様々ですね。自分の作品が1話1話を毎日気軽にさくっと読んで欲しいタイプなのか、それとも1話をじっくりまとまった文量読んでもらえた方が次の話の購読に繋がるタイプなのか、そういうことを意識して自分の作品にあった文字数を考えると良いのかなと思います。


──ブロガー、漫画家、小説家、それぞれWeb上で独自のコミュニティを構築されている事も多いですが、こういった方法はWeb上で人気を得るためにはやはり有効なんでしょうか?

人気を得るためという観点では微妙かもしれませんが、作者同士の交流によってお互いにアドバイスしあったり、感想を伝えあったりする環境は、とても良いことだと思います。ただでさえ、Webで作品を発表し続けるモチベーションを保つのは難しいです。そんな中で、お互いに切磋琢磨し合える仲間が周りにいると、続ける励みになりますし、同じ悩みを抱える仲間からのアドバイスは有り難いものでしょう。

一方で、身内だけで固まってお互いに評価しあう環境になってしまうと、広く多くの読者に向けた作品というよりも、身内にうける作品を指向してしまう危険性もあります。また、Webでの表現活動は新しいファンを作っていくことも大事なのですが、身内で固まっていると新しい人が入りづらい雰囲気も出てきてしまいますよね。

なので独自のコミュニティの中でお互いに評価しあったり励まし合ったり、そういった環境があること自体は素晴らしいことですが、お互いに評価しあうだけの慣れ合いのコミュニティにならないよう、気をつけた方がいいと思います。

──ありがとうございました。


「はてなディレクターに聞く、Webで人気作品を生み出す為の10の法則!」いかがでしたでしょうか。
本インタビューでは株式会社はてなでご活躍中の二宮鉄平氏を迎え、普段日常では接する事の少ない開発者視点からの貴重なお話を伺うことが出来ました。

本日よりカクヨム上では「漫画原作小説コンテスト」が開催となりましたが、本インタビューを見た後ではまた違った視点で楽しめるのではないでしょうか。
少年エース編集部、カクヨム運営一同、本コンテストへの多数の参加・応募をお待ちしております!