少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」

終了

応募受付期間: 2016年7月19日(火) 00:00 〜 2016年8月31日(水) 23:59

このエントリーをはてなブックマークに追加

list

少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」

受賞作が決定しました

少年エース×カクヨム「漫画原作小説コンテスト」は2336作品のご応募をいただき、第一次選考の結果、読者投票上位20作品+編集部選考10作品、合計30作品が最終選考に進みました。

最終選考対象作品は、月刊少年エース編集部が選考いたしました。

大賞

『美咲ね、将来はパパとケッコンするの!』

父さんな、デスゲーム運営で食っているんだ

著者=みかみてれん

あらすじ

 西暦20XX年。時はまさに大デスゲーム産業時代!

 いくつもの怪しげな企業がスポンサーにつき、多種多様なデスゲームが裏サイトにて管理、運営をされている時代だ。

 この物語は、そういった革新的で刺激的なデスゲームを運営する会社に勤める中間管理職の男、黒崎鋭司の立身出世伝である!

この小説を読む

講評

 この作品の最大の特徴である「主人公の黒崎が、妻や娘を養うためにデスゲームを運営する会社の部長をやっている」という他にはない突飛な設定を、説得力のある形でうまく書いている点がまず非常に個性的で面白かったです。

 仕事を通じて部下たちに認められるという達成感の演出や、「デスゲームを運営している」というともすればシリアスにもなりかねない設定に対して、あえてそういった罪悪感を描かないことなど、読者に爽快感を与える要素が多く、原作を元に漫画にした際のテンポも悪くないであろうことが小説を読んだ段階で容易に想像がつきました。

 このように、作品の設定やキャラクター、物語においては編集部一致で非常に高い評価を得た作品でした。

 一方で作者のみかみてれんさんは商業で出版経験のある作家であり、今回のコンテストにおいて商業作家を受賞させるべきかという点には様々な意見もありました。ですが、最終的には漫画となって世に送り出した際、その先にいる「読者」の方々に受け取っていただきたい作品はどれか、という点を選考の基準として慎重に検討させていただいた上で、やはり本作が大賞受賞にふさわしいと判断いたしました。

 この原作小説が漫画という形となって世に出る日を、送り手としても読み手としても、今からとても楽しみにしています。

最終候補作

魔物とのバトルは、公務員業務の範疇です。

長野市役所ダンジョン課

著者=照井永二

この小説を読む

講評

「役所がダンジョンの問題・事件を解決していく」というアイディアが非常に面白く、またその内容を伝える作品タイトルがわかりやすい点が高評価でした。

 一方で、物語の後半になるにつれて、本作の特徴である設定の面白さを展開に活かしきれていない点が惜しいと感じました。

美しい魔法陣(ソースコード)を書け

魔法使い(プログラマ)のお仕事

著者=蒼菊茸猫侍

この小説を読む

講評

 本作の「魔法使いが使う魔法陣には、それを構成する魔法使いがいる」という独特な設定が良く、非常に面白い作品でした。

 ただ、小説から漫画となることを想定した際、漫画描写に必要な情報が不足しているように感じました。そのため、漫画原作という観点からは「物語を絵に落とし込むことが非常に難しい」作品である印象を受けました。

リセマラで荒んだ心を少しでも笑わせたいソシャゲ風学園コメディ

私立ソシャゲー学園高等部

著者=不祝誕生日

この小説を読む

講評

「ソーシャルゲームのあるあるネタ」を使うことで、読者に親近感を与えるような作品として工夫している点が好印象でした。

 しかし、作品を俯瞰してみると全体的に物語の動きが少ないのと、読者にとってはそもそも何を楽しむ物語なのかが分かりづらいように感じてしまいました。作品の軸となる物語があると、より読者が楽しめるようになると思います。

総評

 投稿いただいた皆様、ならびに読者選考に参加いただいた皆様に、改めて深く御礼を申し上げます。

 応募いただいた作品を読んでいると、どれも1つは面白いと思える強みがありました。

 今回の大賞作品や最終候補まで残った作品は、「漫画化した際に、読者がどう面白がってくれるのか」という読者の視点を非常に強く意識していると感じました。

 作品としての面白さも重要ではありますが、読者が作品を読んだときにどういう感想を抱くのかと考えられる客観的な思考が漫画原作には必要です。大賞作を含めたこれらの作品はその要素が非常に強く押し出されていたと思います。

 本コンテストは少年エースでも初めての試みで、どのくらいの応募が来るのかが未知数でした。結果は編集部の予想を遥かに上回る応募数があり、漫画原作というジャンルに手ごたえを感じると同時に、面白い作品を書かれる作家がまだまだたくさんいることを強く実感しました。

 最後に、今回の応募作品につきましては「少年エースで連載する漫画の原作となる小説」という観点から選考させていただきました。作品を読んだり、評価する観点はいくつもあり、決して一つではありません。本コンテストで選外となってしまったのは、あくまで今回の選考基準によるものであるということをご承知いただけますと幸いです。素晴らしい作品の数々をお寄せいただき、重ねてお礼申し上げます。

総評・講評: 月刊少年エース編集部

コンテスト一覧に戻る

このコンテストに応募する

このコンテストの応募受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

最新情報

もっと読む