概要
中華風×幽鬼×ミステリー 泰山府君×代書屋のお嬢様が後宮の謎を解く!?
泰山府君×代書屋のお嬢様が後宮に隠された謎を解く!?
死者――幽鬼《ゆうき》から依頼された宛先不明の手紙を届けてやりたい。
街外れで代書屋を営む藍夏月《らん/かげつ》は、そんなことを考える変わり者だった。
死者のことばかり考えていた夏月は、ある日、泰廟の框に足を引っかけ十六才の若さで死んでしまった。
「現世の罪の申し開きをするがよい」
冥府の王――泰山府君《たいざんふくん》から死後裁判を受けるも、夏月は神の手伝いをすることで現世に黄泉がえった。
「代書屋の働きぶりに免じて、ひとつ、埋め合わせをしてやろう。おまえの命が危機に遭ったら、三度だけ助けてやる。どうしても進退窮まったときには、泰山府君の名を呼ぶがいい」
後宮にもときおり代書屋の用を請け負う仕事をしていた夏月は、死んだ幽鬼は
死者――幽鬼《ゆうき》から依頼された宛先不明の手紙を届けてやりたい。
街外れで代書屋を営む藍夏月《らん/かげつ》は、そんなことを考える変わり者だった。
死者のことばかり考えていた夏月は、ある日、泰廟の框に足を引っかけ十六才の若さで死んでしまった。
「現世の罪の申し開きをするがよい」
冥府の王――泰山府君《たいざんふくん》から死後裁判を受けるも、夏月は神の手伝いをすることで現世に黄泉がえった。
「代書屋の働きぶりに免じて、ひとつ、埋め合わせをしてやろう。おまえの命が危機に遭ったら、三度だけ助けてやる。どうしても進退窮まったときには、泰山府君の名を呼ぶがいい」
後宮にもときおり代書屋の用を請け負う仕事をしていた夏月は、死んだ幽鬼は
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?