概要
完結|日本に迫る巨大ハリケーン・ホンファ。回避可能か? 緊迫の24時間
国際気象観測所IMLの所長、萩生田彰は、2012年以降のハリケーンの約2割は、何者かに軌道をコントロールされていると疑っていた。
気象観測と分析によってその証拠を掴んだ萩生田は、国連に問題を提起し、同時に観測網強化のため、気象衛星ひまわり16号の打ち上げを日本政府に直訴しようとする。
しかしその萩生田は、突如何者かに拉致されてしまう。
時を同じくして、インド洋上にあったハリケーン(サイクロン)・ホンファが、気象の常識を逸脱して、大きく東進し、遂には東シナ海を北上し始める。
ホンファが目指す上陸地点は、日本なのか?
次第に明らかになっていく、ホンファ誘導の真の目的。
予想される被害は、想像を絶する。
残された時間は僅か。
萩生田はホンファの誘導を解くことが出来るのか?
気象観測と分析によってその証拠を掴んだ萩生田は、国連に問題を提起し、同時に観測網強化のため、気象衛星ひまわり16号の打ち上げを日本政府に直訴しようとする。
しかしその萩生田は、突如何者かに拉致されてしまう。
時を同じくして、インド洋上にあったハリケーン(サイクロン)・ホンファが、気象の常識を逸脱して、大きく東進し、遂には東シナ海を北上し始める。
ホンファが目指す上陸地点は、日本なのか?
次第に明らかになっていく、ホンファ誘導の真の目的。
予想される被害は、想像を絶する。
残された時間は僅か。
萩生田はホンファの誘導を解くことが出来るのか?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!FOXさん、ぜひドラマ化を!
小学生の頃に読破した星新一のショートショートに始まり、推理もの、サスペンス、ミステリー系の本を読み漁っていた過去。
最近すっかり読書から離れ、もっぱらCSでアメリカのドラマを観るばかりになっていたのだが、この小説は「読むことの面白さ」を思い出させてくれた。
わたしの中で、小説の良し悪しを決める最大のポイントは、「脳内で映像化されるか」である。
ホンファの1日は、見事に脳内で映像化されたのだ。
ハリケーンを操るという設定もだが、まさか気象研究所が舞台になるとは!
そして、大好物のアメリカの諜報機関の名前がずらり。いやー、こりゃおもしろい。
骨組みがしっかりしていて、登場人物もそれぞれ個性…続きを読む - ★★★ Excellent!!!堅実な世界と、それを揺るがす奇想の激突。これは知の冒険小説【★★★】
【完結前】
しっかり固まった現実的、リアルな世界観と、現実的には考えられないような“奇想”ががっぷり四つに組み合い、この先の展開が待ち遠しくなる。
小説としては粗書きレベルかもしれませんが、それは筆者プロフィールや執筆の経緯を見て納得。もちろんそれがあっても、続きを読みたい気持ちに変わりはありません。
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【完結後】
期待を裏切らないスケールの大きな、“知”で渡り合う冒険小説でした。自分にもこのスケール感が備わっていればなあ、と羨むばかりの壮大さです。
その後の「あとがき」テキストも見れば、さらに大きな世界がこの後にも広がっているようで、楽し…続きを読む