茨の城領へようこそ・行きたい領ワーストなんて許せませんわ！

何か日本の抜本的な改革が行われたから、お硬い作品なのかなと思ったら、
学生たちがほわっとする活躍をしてました。
でも彼らは地方経済の話をしてました。
心が迷子になりました。
とにかくほわっとしました。

作者様の茨の城愛が溢れてました。

解体された日本政府は、「日ノ本」と改められて、各都道府県は自主独立を主体とする政治体制に移行した。

舞台は、日ノ本で行きたくない領地１０年連続ナンバー１・茨の城。
かの領地を盛り上げるために立ち上がったのは、茨の城の姫・カミーネ。
しかし、通る企画は内向きのものばかりで、領地を盛り上げる企画は通らないのが現状……。

作風は、一見コメディちっくながらも、企画が通らない理由やそれに対する学園生徒の意見など、リアルな事情も反映されています。
それを乗り越えるために内省して、考えを改め、みんなの幸福のためにカミーネな動きます。

生身の弱さをさらけ出し、誰かの手を借りて、成すべきと思ったことを成…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（210文字）