第49話
チーズ鍋の後に水沢さんはまた甘ったるいココアを飲んでいた。
「水沢さん、さっきの台詞にどうして吹き出したんですか?」
アタシはそれとなく聞いてみる、いや聞きたかったの。
「あ?まや……その話題にする?ひでぇ、」
「……すみません。なんか意外だったから、」
「意外?」
「だって水沢さんは自信があるから、」
「は!?、なんの?」
「エ、エッチ……」
水沢さんはソファーにもたれていた姿勢を正す。
「そ、そう?えと……褒められてる?」
「はい?」
「あ、だから、そのね……」
「会社でするエッチは完全に独りよがりですよね?」
「……」
水沢さんはそれから喋ってくれなくなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます