第30話

携帯に出た途端、



「あ、切れた。」



俺はちょっとホッとする。



だけど



なんか気分は良くない。



俺はベッドに戻る。




「ん…水沢さん?まだ起きてるんですか?早く寝ないと遅刻しますよー。」



そう言って藤森さんは眠る。



「…あんたのせいなんだけどね?」



無意識なのか



彼女は俺に寄り添う。



体温の高い彼女に包まれて眠るのは



何ヶ月ぶりに



幸せな事だった。




……だけど、



寝相は良いとは決して



いえない!!

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