第35話
「なんか堀内くん、アタシが水沢さんと付き合い始めた事知ってるみたい。」
「あ、そうなんだ?」
「“どうせ捨てられる”って言うんですよ?酷いなー」
……あのヤロー、
ホントに邪魔で厄介なやつ。
「なんだか水沢さんの部屋って殺風景かと思ってました。」
「また理想?」
俺は彼女を部屋に招いていた。
「いいえ、アジアンテイストなんて・・水沢さんに案外合っているなと感心してたんです。」
「それはどうも。」
褒められたから
隣に座る藤森さんに短いキスをした。
「み、水沢さんて密着好きですね?」
照れながら彼女は言った。
「うん、これも想定外?」
今度は頬にキスをする。
「…はい。」
「藤森さんはベタベタするのは、」
「苦手であまり好きじゃないです。」
「なんだそれ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます