第34話

「藤森さんは四年も俺に片思いしてたらしいよ?」




「…知ってますよ、」




「なら邪魔すんな。昨日だってなんだよあの電話、非常識だろ。」




「!?」




堀内旬は俺を睨んだ。




「あ~、察してくれた?」



「あんたは・・そうやっていろんな女と・・」




「どうとでも、俺は君と喧嘩する気はないし。だけど、」




俺は飲み終えたイチゴ・オレの空を捨てる。




「あのコのカラダはもう俺のものだから、変な気起こすなよ、」

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