第15話
アタシが通り過ぎようとしたら、水沢さんは腕を掴んだ。
「!?」
アタシはビックリして身体が固まる
。
「これで解決したよ?」
「そ、そうですね。悪く言ってすみませんでした。これからはそんな目で水沢さんを見たりしませんから。」
「その方が助かる。」
やっぱり水沢さん程有能だと何が痛手になるか分からないものね。
「あの帰りたいんですけど、他に口封じとか?」
「口封じ?」
「アタシはもう水沢さんのステイタスが下がるようなネタは持っていませんよ?」
アタシがそう言うと、水沢さんは薄く笑った。
「そうだね、口封じはまだあるよ。」
「え?」
アタシは避ける余裕もなく水沢さんの唇に捕まってしまった。
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