触れあい

（応募用のためネタバレあり）

梗概

そこに暮らす人々は自分たちの暮らす空間を「穴」と呼んでいた。穴の底には村があり、四方を崖に囲まれていた。
東側の住人であるイレノルは、村の同年代たちと失踪事件を調査することになった。村長の孫でありまとめ役のジルフォック、互いに幼馴染であるイシツヤとレノシルフィ、心の医者の娘であるドゥニマという面々だった。
今回の失踪事件については八年前に起こった失踪との関連性がささやかれていた。
同時に蕃神の恨みなのではという話も出ていた。かつて村に技術をもたらしながらも、神のように振る舞ったことで村人から殺害された外の存在たちだった。
村の東西南北の住み分けにも蕃神との戦いの結果が関わっていた。北は蕃神の暗殺を指導した者たち、南側は実行者、西側はそれ以外、そして東側…続きを読む