かなり丁寧に書かれた小説で、ルビが特に細やかで、小説を読んでいて「あれ、これ何て読んだっけな……調べるか……」が発生しません。タブを変更することなく一気に読み進められます。今後の展開に期待が高まる思いです。
戦闘シーンに躍動感があって素晴らしい。まだ物語は序盤だと思いますが、セレンの成長とアクロとの再会が待ち遠しいです。フォルンやガウェインといった脇を固めるキャラクターも魅力的ですね。
奴隷商人のもとから逃げ出した黒髪の少女が、スラムの森の奥深くに住む名前のない黒猫少年に出会い、共同生活を始める。二人は幸せに暮らしていたがある日、獅子頭の冒険者の男が少女をさらって、所有者のもとに送ろうとする。キュートな少年少女の出会いと突然の別れ、ここからが冒険の始まりだと思います。
タイトル、内容の組み合わせにオシャレな感じがしました。私の感覚的には各話ごと意外性の連続でした。表現から登場人物までバランスよく偏らず、被ってない感じがして、発想豊かな方なんだなぁという印象を受けました。私自身様々な国の方と出会ってきたのですが、この作品を読んでて、何故かそんな過去の時の様々な空気感が時折よぎっていました。
序盤は互いの傷を舐め合うような、しかし、とてもやさしい時間が流れますいっそ、このまま平和な物語が続いてくれと半ば祈るように読み進めていましたけど、そこから一気に世界観が広がるような展開が待っていて気づくと最新話まで一気に読んでしまいました主役級のキャラクタは皆、好感が持てる性格でとても親しみやすいと感じます今のところはガウェインさんがお気に入りもちろん主人公とヒロインもとても魅力的ですねつい応援したくなるような生真面目さとやさしさの持ち主でどうなるのかハラハラしながら見守っております
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(101文字)
社会的差別、個人の多様な価値観、世界への憧れ、そして愛と感動を含んだ作品だと思います。表現や描写自体はシンプルですが、感性を刺激する小説です。おすすめします。
物語の世界が、流麗な文章と巧みな描写で生き生きと表現されています。息づかいまでが聞こえてくるるような文章のため、ストーリーの奥に流れる陰鬱が払拭され、爽やかな二人の出会いがより強調されています。黒髪の美少女と猫人ナナシ(セレン)の出会いにより、彼らの運命が大きく動いていく。プロローグが出色の出来ですので、一読を強くオススメします。
一度文明が滅んで、新たな種族が生まれてから、その種族と共存関係となり新しい文明が紡ぎ出されていく……。主人公達のやり取りもとても温かく感じました!これからも少しずつ読ませていただきますね(^^)
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