読ませていただきました。まず一言――これはまたハードボイルドな男のご登場ですね。
応援してくださった夜明快祁さんと趣味が似ていたこともあって、作品世界に自然と引き込まれました。
エヴァルトという老執事、年齢を重ねた男ならではの重厚さと、どこか抜けたお茶目さが絶妙に同居していて、読んでいてとても愛着が湧きます。
それでいて、いざというときは圧倒的な力量で“執行者”として戦場に立つ。まさに伝説級のギャップキャラ。惚れます。
そしてヒロインの令嬢――この方がまた素晴らしい。
いわゆる「主人公のサブ」や「恋愛未満の存在」にとどまらず、芯の通った強さと知性を備えた人物として描かれていて、彼女自身がこの物語のもう一つの柱だと感じました。
エヴァルトとの主従関係も、軽妙な掛け合いの中に深い信頼が滲んでいて、とても心に残る関係性でした。
第1話として理想的な導入でありながら、すでに「次代」や「弟子」の気配がほのめかされていて、今後の展開が楽しみでなりません。
“伝説が語り継がれる円環の物語”という世界観の入り口として、非常に印象深く、上質な始まりでした。
素敵な作品、ありがとうございました。これからも応援しております!
最強の者は剣ではなく、信念を持つ者だった。
その執事の名は、エヴァルト。
貴族の従者にして、悪魔を屠る剣士。
炎と絶叫が支配する夜、彼は一人で戦場に立ち、命を救い、奇跡を起こした。
少年レオンは、すべてを見ていた。
飢えと孤独の中で育ち、誰にも期待されず、誰にも頼らず生きてきた彼が、初めて背中を追いたいと思った。
その背中は、老いた執事のものであり、最も誇り高き生き様だった。
拾われた少年に与えられたのは、屋敷での新たな生活。
待っていたのは、美しき貴族の少女と、厳格な教育係。
だがこれは、ただの身分違いの出会いではない。
そして始まる、運命の物語。
ネタバレなしで頑張ります!ヒヨコ畑です!
少年が成長していく姿、そして何より執事の渋いイケオジさ、全てがかっこいい!
★がもっとつけれるならつけたいくらいです。最初から、物語の魅力がドパァッっと溢れ出てて、夜も読むのに夢中になってしまうくらい!安眠したい方は、休日まで待たないといけないかもしれないですね。けれど、隈で老いて見えることよりもずっとずっとこの物語を読むことのほうが尊い!ぜひ読んでください、とにかく最高ですから!
追伸 ネタバレできないのそこそこツラいですね…かっこいいしか言えない自分が辛いですっ。でも、かっこいいだけの魅力じゃないてすから!ホント…っ、とにかく読んで!