あの夏の終わり、夜空の下で君と見た光を。

好きになった。目の病気を抱えながらも、明るく笑う君に。

約束をした。手術が成功したら、また夏祭りに行こうと。
手術は、失敗しても失明するだけだ。心配するな。と、彼は言った。

約束の、日。

（……ねぇ、こんな終わり方って、ある？）

私は、そう思いながら目にあふれる涙を、流さずにはいられなかった。


……あなたは、この意味がわかりますか？

主人公の葵ちゃんが、可愛らしくて良い子なので、自然と応援してしまう魅力があります。

お人好しだからか、押しに弱いからなのか、同級生に嫌がらせされてた苦しい日常……それを変えてくれたヒーローのような男の子、悠河くん。彼と会ってからの葵ちゃんの一喜一憂が物語を盛り上げます。

甘酸っぱい展開ももちろんありますが、隠されていたある衝撃の事実には驚かされました。
　
二人の関係がどうなるか気になる方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか？

青春物語や、少女漫画が好きな方におすすめします。
最後の番外編も必見ですよ。

ちなみに自分の推しキャラはやはり主人公の葵ちゃんですかね

とても繊細に登場人物の心が描写されています。
もう一気に読み進めてしまうこと必至です。
夏のこの思い、届け！

　二人の出会いや主人公の心理描写が恋愛小説としてとても美しく表現されていました。

　また、成長していく主人公、葵を追っていくのもこの小説の醍醐味だと思います。

　伏線も散りばめられているため、最初から考察して楽しむもよし、後から探しに行くのもよしで大変読みごたえのある作品です。

　それ以上にこの小説の切ない作風もこの小説の世界に引き込ませてくれるようなものになっています。

　キャッチコピーにもあるように衝撃の展開でちゃんと驚けたので、かなり完成されていると感じました。
　是非とも時間があるときにでも読んでみてください！