概要
黄金に輝く小瓶の中身は、誰かの「最も幸せな記憶」
この世には、奇妙な薬があるらしい。
森に住む妖精が、時折人里に降りて渡してくれるその薬は、瓶入りの「記憶」。
それを飲めば、致死量になるほどの享楽を味わえるという。
****
「記憶を売る双子の妖精」と呼ばれるブロドとチャスは、メモリアという「幸せを味わえる薬」を売って生活をしていた。
しかしある日、取引現場を見られてしまったことで、強制的に「記憶」を元の持ち主に返せと迫られる。
「名前くらい、調べればすぐに出てくるものだよ。君たちどうやら界隈では有名みたいだし。――記憶を売る双子の妖精」
「お前、何者だ」
ブロドとチャスの抵抗空しく、憲兵に突き出すぞという脅しによって、無理やり協力を取り付けたのはクーと名乗る男だった。
「言っておくけどチャス、まだお説教終わって
森に住む妖精が、時折人里に降りて渡してくれるその薬は、瓶入りの「記憶」。
それを飲めば、致死量になるほどの享楽を味わえるという。
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「記憶を売る双子の妖精」と呼ばれるブロドとチャスは、メモリアという「幸せを味わえる薬」を売って生活をしていた。
しかしある日、取引現場を見られてしまったことで、強制的に「記憶」を元の持ち主に返せと迫られる。
「名前くらい、調べればすぐに出てくるものだよ。君たちどうやら界隈では有名みたいだし。――記憶を売る双子の妖精」
「お前、何者だ」
ブロドとチャスの抵抗空しく、憲兵に突き出すぞという脅しによって、無理やり協力を取り付けたのはクーと名乗る男だった。
「言っておくけどチャス、まだお説教終わって
応援ありがとうございます。(無理のない範囲で……)
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