概要
正直、魔王倒すより育児の方が難易度高くないですか?
魔王城に攻め込む一歩手前。勇者ラカンはパーティーメンバーの一人、聖女セリアとの間に子どもを授かってしまう!引き返す勇者一行!育休をめぐって繰り広げられる心理戦!だがしかし、真の戦いは子どもが生まれてからであった……!
勇者の育児をめぐる、笑いあり、涙あり?の物語。
男性育休のとりづらさ、イクメンのちょっとした肩身の狭さ、それでも頑張る新米パパ応援記。
読んだらきっと、世界がちょっぴり平和になる……かも。
【登場人物】
・勇者ラカン……22歳。楽観主義者。「なんとかなる」が口癖だが、育児においては勢いだけではなんともならない場面に多々遭遇して苦労する。
・聖女セリア……21歳。まじめで心配性。育児においては念入りに準備して臨もうとするも、想定外のことばかり起きて苦労する。
勇者の育児をめぐる、笑いあり、涙あり?の物語。
男性育休のとりづらさ、イクメンのちょっとした肩身の狭さ、それでも頑張る新米パパ応援記。
読んだらきっと、世界がちょっぴり平和になる……かも。
【登場人物】
・勇者ラカン……22歳。楽観主義者。「なんとかなる」が口癖だが、育児においては勢いだけではなんともならない場面に多々遭遇して苦労する。
・聖女セリア……21歳。まじめで心配性。育児においては念入りに準備して臨もうとするも、想定外のことばかり起きて苦労する。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!生きることは戦いだ!
敵を倒すのは簡単だ。
一方で生まれた命を育み育てるには難敵だ。
親がおらずとも子は育つというが、それはあくまで干渉せずに見守るという意味。
生まれた赤子は言葉を発せず、自力で自由に動けない。かといってほんの少しの段差で躓き命を落とすリスクがある。
か弱い存在を育てるのが親であるが、子を育てるにはお金・時間とあれこれかかる。
もう模写が現実でも壁となる問題をファンタジーに落とし込んでいるリアリティー。
子供が育つのに、どれほどの時間か必要か、水やれば育つ植物と断固違う。
夫婦二人三脚で子育なんて聞こえはいいが、下手に育休とれば今後の出世に響く。
出世に響けば収入に響き、子の養育に響く。
実際、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!戦え勇者、育休が「勝ち取るもの」でなくなるその日まで!
これは、私たちがいる世界とは遠く離れた、どこかに存在するかもしれない異世界の物語。
でも、今時の子持ちには「あ〜なんか、これ知ってる……」であり、もう次の出産予定もない身には、妻子のために育休取得を目指す勇者はちょっとだけ羨ましいのである。
男の育休。
みなさんのまわりではいかがですか。
時代は変わったというけれど、まだまだ育児は女の仕事みたいなところがある。
正直、子供ほしいとか思ってない層には刺さりにくい作品だと思う。
でも、これ、コミカライズして自治体の父親学級とかで配ったらいいと思う。
〝育休とは育児休業であって育児休暇ではありません〟はけだし名言。
他にもこの作品には我…続きを読む