概要
この謎は、読了した。
都立櫻庭《さくらば》高等学校は、広い閲覧室と三万冊を超える蔵書が並ぶ、都内でも有数の広く種類の多い図書室を持つ高校である。
読書と本屋巡りが趣味の榎戸燈画《えのきどとうが》は、その図書室が利用できることを目的に入学する。
燈画は第二多読室に引きこもる図書委員、鵜瀬夜《うのせよる》と出会い、彼女の元に届く様々なレファレンスへと挑む。
図書室を舞台にしたライトミステリです。
※東京創元社×カクヨム学園ミステリ大賞応募作品です。
・登場人物
榎戸燈画
語り手。本を読むことと書店巡りを趣味にしている高校一年生。
鵜瀬夜
この作品の探偵役。図書室の多読室に引きこもる変人。図書委員で学年は二年。
読書と本屋巡りが趣味の榎戸燈画《えのきどとうが》は、その図書室が利用できることを目的に入学する。
燈画は第二多読室に引きこもる図書委員、鵜瀬夜《うのせよる》と出会い、彼女の元に届く様々なレファレンスへと挑む。
図書室を舞台にしたライトミステリです。
※東京創元社×カクヨム学園ミステリ大賞応募作品です。
・登場人物
榎戸燈画
語り手。本を読むことと書店巡りを趣味にしている高校一年生。
鵜瀬夜
この作品の探偵役。図書室の多読室に引きこもる変人。図書委員で学年は二年。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!聞き取りだけでナゾを解く。誰も傷つかない日常ミステリー。
第二多読室に引きこもっている鵜瀬夜(うのせ よる)は図書室のナゾを淡々と解いていく。
彼女は図書室の一部を独占している変人だが、彼女の友達になった榎戸燈画(えのきど とうが)や彼女の幼なじみである羽原光(はばら ひかり)のおかげで親しみのあるキャラクターとして立ち回っている。
作中の登場人物は魅力的で、特に第二章から登場する「部長」は物語を面白くするアクセントとして活躍している。
キャラクター同士の関係も良く、刺々しさや陰湿さがないから読みやすい。第三章は犯人探しが行われるが、犯人を過剰に非難しない展開に好感を持った。
この物語は全体的に優しい。鵜瀬夜のもとに訪れる謎は悪意など…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ユニークな読書家高校生達の日常系ミステリー
登場人物達はキャラが立っていて、親しみを持てる。特に物語の推理役は魅力的。ミステリアスな凄みを持っていて、今後の大きな活躍に期待が持てると感じた。
ミステリーというジャンルではあるが、硬派さは感じない。文章は読みやすく、難解な描き方をしていない、それでいて状況描写はしっかりされているので、情景がイメージしやすく、誰でも親しみやすい。
ミステリーの内容も舞台の中心となる図書室という要素を十二分に活用していて、面白い。題材に沿わせる工夫を感じる。
ただ、個人的に書き出しや序盤の展開は少しありきたりに感じた。掴みは少々弱いかもしれない。
とりあえず4章の結末が気になるので続きを読みたい。