概要
鉱物系女子と市長の息子、あるいは両頭の蛇とバラバラ殺人と屋上の死体。
G県某市長の息子、鍬形陶冶は採集部を訪れ、鉱物を愛する奇妙な先輩・伊奈波万智から三又を借りた。幼馴染が畑を荒らす動物を撮影するため設置したカメラに、両頭の蛇が映っていたのだ。
「アンフィスバエナ」と呼ばれる架空の蛇の捜索に出向いた陶冶たちは、山際の道路で切断された死体の右腕を発見する。山はメガソーラー計画を打診されており、同日左腕と右足が別の場所で発見された。２年前の市長選で争点となった新エネルギー計画への反対か、あるいは賛成か。
犯行声明のない事件が市を揺るがす中、陶冶の通う高校で、新たに死体が発見される。
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【登場人物】
鍬形 陶冶(くわがた とうや) 剣道部一年、市長の息
「アンフィスバエナ」と呼ばれる架空の蛇の捜索に出向いた陶冶たちは、山際の道路で切断された死体の右腕を発見する。山はメガソーラー計画を打診されており、同日左腕と右足が別の場所で発見された。２年前の市長選で争点となった新エネルギー計画への反対か、あるいは賛成か。
犯行声明のない事件が市を揺るがす中、陶冶の通う高校で、新たに死体が発見される。
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【登場人物】
鍬形 陶冶(くわがた とうや) 剣道部一年、市長の息
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!推理はシナプスがバチバチ。探偵ガールは自由奔放なかわいい生き物。
いいもの読ませていただきました。
探偵モノは探偵役のキャラが濃ければ濃いほどいい、というのが持論なのですが。
この作品の探偵役はいいですよ。伊奈波さんすごい好きです。
小柄猫系ボクっ子先輩奇行蒐集家女子高生。属性がすごい。
そんなヘキのかたまりみたいな先輩の奇行に振り回されて、けれど探偵役として思考能力抜群で、おまけにこの変人から時折「女性」を感じさせる場面もあるんですから、たまりませんよ。
よさは伊奈波さんのキャラだけでなく、推理モノとしても楽しい。
断片的な情報から推測を積み上げ、論理的に組み立てて正解を導き出す、その洗練された話の運び方はバッチリとシナプスに効きます。
情報がつながる…続きを読む