概要
団地に50年住むエルフと、13歳の少女の、ある夏の話。
団地住まいだった大おばさんの遺品整理にふらっとついてきた13歳の少女・ツルハは、隣室に住むエルフの女性・コクゴと出会う。
50年住む彼女は創作物のエルフのような威厳なんか一切なくって……?
初めて知ること。初めて知る感情。
知っているはずなのに知らない人、それに景色。
13歳の少女の夏の3日間を描いた、現代団地ファンタジー。
【修正ノート】
※2022/09/13 「精霊」表記と「妖精」表記が混在していたので「妖精」で統一しました
50年住む彼女は創作物のエルフのような威厳なんか一切なくって……?
初めて知ること。初めて知る感情。
知っているはずなのに知らない人、それに景色。
13歳の少女の夏の3日間を描いた、現代団地ファンタジー。
【修正ノート】
※2022/09/13 「精霊」表記と「妖精」表記が混在していたので「妖精」で統一しました
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!団地×エルフが描き出す、少女の世界の広がり
大おばさんの遺品整理のため、古い団地を訪れた13歳の女の子・弦羽(つるは)は、隣室に住むエルフの女性に出会う。
驚く弦羽だが、どうやら大おばさんはもちろん、お母さんもエルフと深い親交があったようで……。
弦羽が団地でエルフ、そして両親と過ごす真夏の3日間を描く。
幼少期にはわからなかった親戚の関係性が紐解かれたり、自分が生まれる以前の彼らの物語を知ったり。
「大人」の状態しか知らなかった彼らもまた、かつては子どもであり、若かりし日があったのだと知っていく。
思春期にさしかかるころ、多くの人が体験するであろう時間と歴史が「つながる」感覚。
それが長い時間を生きるエルフと、多くの人が住み、そし…続きを読む