概要
バグ持ち乙女ゲーだった異世界、「その後」の話
貴族階級がその特殊な《力》を権力の源とする異世界。
「アシュクロフト嬢、十七歳になっても《力》を発現しなかった貴女とは、家同士の取り決めにより残念ながら婚約できない」
そう言われて婚約破棄されたエスメラルダ・アシュクロフト伯爵令嬢。
彼女には「人間の選択肢を操作する」という《力》があり、その精神操作の力を今まで伏せて生きてきた。
婚約を無事に破棄されて、領地に帰ろうとする彼女は知らない。
ここが乙女ゲーム『幸せの鐘が鳴る時』で描かれた世界であり、悩みの種である自らの《力》がゲームのバグを後からシナリオに組み込んだために付与されたものであることを―――!
「アシュクロフト嬢、十七歳になっても《力》を発現しなかった貴女とは、家同士の取り決めにより残念ながら婚約できない」
そう言われて婚約破棄されたエスメラルダ・アシュクロフト伯爵令嬢。
彼女には「人間の選択肢を操作する」という《力》があり、その精神操作の力を今まで伏せて生きてきた。
婚約を無事に破棄されて、領地に帰ろうとする彼女は知らない。
ここが乙女ゲーム『幸せの鐘が鳴る時』で描かれた世界であり、悩みの種である自らの《力》がゲームのバグを後からシナリオに組み込んだために付与されたものであることを―――!