にゃん太郎の憂鬱《ゆううつ》

　猫と暮らす人たちが、いずれ必ず直面する悲しい事態について、最後に触れてくれています。それを読んだら、心穏やかにその時を迎えられる気がします。

コメディタッチのモフモフ作品。
猫の日常を猫目線で描いた物語です。

各キャラクターに個性があって思わずクスリとしてしまいます。
また、おじさん世代には堪らないフレーズが随所にみられおっさんホイホイ作品としても秀逸ですｗ

各話短く纏められているので隙間時間に読めるのも良きですね。

猫好きも単なるおじさんも楽しめる娯楽作品。
是非是非。

色々な猫が出てきて、恋バナをするのですが、その展開が面白くて、一気読みしてしまいました。猫になりきってマタタビを嗅いだような気分です。

この世の中、異世界ファンタジーやら、ラブコメやらと賑わせていますが、こんな趣向の変わった恋するにゃんこな作品もあっても良いんじゃないでしょうか。

あと、猫の名前が多すぎです。
この素敵なネーミングセンスはどこから来ているのでしょうね。

感服しました。