第9話 プロポーズ大作戦 ?
おいらの名前はガンモ。 居酒屋『あおきや』の飼い猫だ。
そんな、おいらにもライバルがいる。
コイツが実に嫌な奴で事あるごとに、おいらに突っ掛かってくるんだよな。
最近は、おいらのナンパに何時も割り込んで来やがるんだ。
おいら達の縄張りの三丁目だけでなく、五丁目や二丁目まで追いてきて邪魔をするんだよ !
おかげで二丁目のボス猫 ダルタニャン に
まあ、ダルタニャンの彼女と知らずに2匹の
流石にこれ以上遠くに遠征すると帰って来れなくなるから隣の縄張りまでが、おいらの行動範囲なんだけどナンバしまくったはせいか目ぼしい
現在、0勝69敗………にゃん太郎親分の話だと、あと31回フラれた次に彼女が出来るんだよね !
だけど 100回もフラれ続けても
だけど目ぼしい
「
と、言ってたせいか 最近 親分の側近に成った『ユウイチロウ』が会わせてくれないんだよなぁ~
この前なんか、朝まで生説教を延々とされて困ったよ !
ちょっと口答えしようもんなら
「 僕の話を最後まで聞きなさーいっ ! 」
と、怒られてしまうんだよな。
だけど良いことも聞けたんだ、
「 一度で
本気で彼女が欲しいな命がけでやりなさい。
一押し、二押し、三に押し、押して駄目なら押しやぶるつもりでないと、いつまで立っても彼女は出来ないですよ !
おいらは『ガーン !』ときたね。
今まで 一度フラれると諦めて次の
流石、にゃん太郎親分の側近だけあって おいらとは頭の出来が違うや !
「 ユウイチロウ、ありがとう !
おいら、もう一度プロポーズを頑張ってみるよ ! 」
「 おいらの『プロポーズ大作戦』の開始だ ! 」
知らず知らずに叫んでいた。
その時、おいらとユウイチロウの会話を盗み聞きしているコロッケの存在に気づかなかった。
【にゃん太郎親分side 】
盗み聞きしていたコロッケもガンモに負けたくないのか、後を追うように飛び出した後、俺は
「 にゃん太郎親分、居たのか。 やはり若者は競い合って
まったく、最近の若者は直ぐに諦めるから僕も心配していたんだよ」
ユウイチロウの愚痴を聞きながら俺は、いづれ来る未来にため息が出そうに成っていた。
「 あのなぁ、ユウイチロウ。 あの二匹の犠牲に成った
「 それぐらい我慢してやりなさいな、親分なんだから !
これで、アノ二匹が成長すると思えば安いモンじゃないですか 」
成長、成長、成長するかぁ~ …………無理、無駄だと思うんだがなぁ~
「 それとな、ユウイチロウ。 今時の
「 いやいや、にゃん太郎親分。 猫の世界に人間の世界の法律がある訳では無いんだし心配しすぎだよ ! 」
ハァ、ユウイチロウの奴は物知りだが意外と世間知らずだからなぁ。
「 ユウイチロウ、 人間の世界に『インターネット』があるように 俺達、猫の世界にも『 ニャンコ・口コミ・ワーク』が有って悪評は『アッ』という間に広まるんだぞ ! ガンモやコロッケの悪評は
「 それは本当なの にゃん太郎親分 ?」
「 ああ、本当だ !ユウイチロウ」
案の定、ガンモとコロッケはフラれ続けていたらしく
俺の名前は にゃん太郎。 仲間達の間に挟まれ
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