第23話 令和4年9月 野菜の生育状況及び価格見通し
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野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年9月)について
目的
産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化。
野菜の供給及び価格の安定を図る。
方法
農林水産省による東京都中央卸売市場への聞き取り。
14品目の野菜の生育状況、出荷及び価格見通し。
東京都中央卸売市場外への流通物も同様の傾向。
◎今月のおすすめ
はくさい、キャベツ、レタス(9月前半)が、お買い得の見込みです!!
はくさいを使ったおすすめレシピ
【白菜の肉巻きクリーム煮、【夏野菜】白菜とくらげのサラダ等】
キャベツを使ったおすすめレシピ
【揚げない!キャベツとコーンのヘルシーおから春巻き、キャベツのしそ和え等】
レタスを使ったおすすめレシピ
【レンジde豆腐のロールレタス(ビーガン対応)、【夏野菜】レタスのクールミルクスープ等】
◎今後の生育、出荷及び価格見通し
注)見方について
主産地( )書きは令和3年9月の入荷シェア
出荷見通しは(平年(直近5か年平均)比)
上・出荷見通し 9月前半/後半
下・価格見通し 9月前半/後半
「平年並み」とは平年との比率が80%以上、120%未満のこと
順調 = 普通、問題がない状態
良好 = 普通より良い状態
矢印は1月からの出荷量推移
品目 : だいこん(→→→ →→↓ →↓↓)
主産地 : 北海道(51%) 青森(44%)
育成 : 品質低下
出荷 : 平年を下回る/平年を下回る
価格 : 高値水準/高値水準
品目 : にんじん(→↑→ ↑↑→ →→↓)
主産地 : 北海道(99%)
育成 : 品質低下
出荷 : 平年を下回る/平年並み
価格 : 高値水準/平年並み
品目 : はくさい(↑→↑ →↘→ →→↑)
主産地 : 長野(91%)
育成 : 良好
出荷 : 平年を上回る/平年を上回る
価格 : 安値水準/安値水準
品目 : キャベツ(↑→↑ →→→ ↑↑↑)
主産地 : 群馬(75%) 岩手(11%)
育成 : 良好
出荷 : 平年を上回る/平年を上回る
価格 : 安値水準/安値水準
品目 : ほうれんそう(→→→ ↑→→ →→→)
主産地 : 群馬(34%) 栃木(23%) 茨城(20%)
育成 : 遅延傾向
出荷 : 平年並み/平年並み
価格 : 平年並み/平年並み
品目 : ねぎ(→↑→ →→→ →→↓)
主産地 : 青森(23%) 秋田(23%) 北海道(18%)
育成 : 品質低下
出荷 : 平年を下回る/平年を下回る
価格 : 高値水準/高値水準
品目 : レタス(→→→ →→→ →↑→)
主産地 : 長野(84%)
育成 : 遅延傾向
出荷 : 平年を上回る/平年並み
価格 : 安値水準/平年並み
品目 : きゅうり(↑→→ →→→ ↑→→)
主産地 : 福島(25%) 群馬(15%) 岩手(13%) 埼玉(10%)
育成 : 遅延傾向
出荷 : 平年並み/平年並み
価格 : 平年並み/平年並み
品目 : なす(→→→ →→→ →→→)
主産地 : 群馬(31%) 栃木(29%) 茨城(23%)
育成 : 順調
出荷 : 平年並み/平年並み
価格 : 平年並み/平年並み
品目 : トマト(→→→ →→→ →→↓)
主産地 : 北海道(21%) 福島(15%) 千葉(14%) 青森(10%)
育成 : 遅延傾向
出荷 : 平年を下回る/平年を下回る
価格 : 高値水準/高値水準
品目 : ピーマン(→→→ →→↓ →→→)
主産地 : 岩手(44%) 茨城(27%) 福島(10%)
育成 : 遅延傾向
出荷 : 平年並み/平年並み
価格 : 平年並み/平年並み
品目 : ばれいしょ(↓↓↓ →→→ ↑↑→)
主産地 : 北海道(99%)
育成 : 遅延傾向
出荷 : 平年並み/平年並み
価格 : 平年並み/平年並み
品目 : さといも(→→→ →→→ →→→)
主産地 : 千葉(61%) 埼玉(16%)
育成 : 小玉傾向
出荷 : 平年並み/平年並み
価格 : 平年並み/平年並み
品目 : たまねぎ(↓↓↓ ↓↓→ →↑→)
主産地 : 北海道(96%)
育成 : 遅延傾向
出荷 : 平年並み/平年並み
価格 : 平年並み/平年並み
野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年9月)について
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/attach/pdf/index-22.pdf
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よく見たら先月のおすすめレシピ、あんかけとかピッツァとか8月の真夏に食べるとしたら熱いんじゃない? ってラインナップだと今月のおすすめレシピ見て思った。
もはや野菜に季節感なぞ存在しないが、それでもその時期に食べたいものというのは存在する。冷やし中華やそうめんは夏に食べるもの、といった具合に。
だから食べたいものを食べたい時にその野菜が安いのか高いのか、という需要と供給も当然存在する。むしろいつでも手に入るからこそ「食べたい時」の需要が高まるとも言える。
ほぼ全ての野菜で主産地が変わっていない。若干割合の変動はあれど、8~9月で大きな動きはない。つまりここが台風などの影響で大きく動くと、全体的な価格変動が起こるのではないかと思われる。
珍しくトマトが高騰。ピッツァが、ピッツァが値上がってしまう。
自宅で作る人なんでどれくらいいるんだろうか。しかも生のトマトから。生から作るのってめちゃくちゃ面倒なはず。
ばれいしょの出荷量・価格が落ち着いてきてもポテチの値段は据え置き。小袋は仕方ないにしても、大袋はお得になるように調整して個人消費量を増やす方向にシフトしたら長期的に利益が出るのではと思うのは気のせい?
ちなみに去年と今年を比べてみても、割合が逆転しているのはナスとトマトだけ。あとは主産地の順番すら一緒。改めて比べてみると安定供給してるってすごい。
品目 : なす
2021年9月
主産地 : 栃木(31%)群馬(30%)茨城(24%)
2022年9月
主産地 : 群馬(31%) 栃木(29%) 茨城(23%)
品目 : トマト
2021年9月
主産地 : 北海道(21%)福島(15%)青森(13%)千葉(13%)
2022年9月
主産地 : 北海道(21%) 福島(15%) 千葉(14%) 青森(10%)
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