第20話 令和4年6月 野菜の生育状況及び価格見通し

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野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年6月)について


目的

産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化。

野菜の供給及び価格の安定を図る。



方法

農林水産省による東京都中央卸売市場への聞き取り。

14品目の野菜の生育状況、出荷及び価格見通し。

東京都中央卸売市場外への流通物も同様の傾向。



◎今月のおすすめ


ございません!!

野菜を食べて、健康で元気な毎日を!!



◎今後の生育、出荷及び価格見通し


注)見方について


主産地( )書きは令和3年6月の入荷シェア

出荷見通しは(平年(直近5か年平均)比)

上・出荷見通し 6月前半/後半

下・価格見通し 6月前半/後半

「平年並み」とは平年との比率が80%以上、120%未満のこと


順調 = 普通、問題がない状態

良好 = 普通より良い状態


矢印は1月からの出荷量推移



品目  : だいこん(→→→ →→↓)

主産地 : 青森(56%) 千葉(19%) 北海道(16%)

育成  : 遅延傾向

出荷  : 平年を下回る/平年を下回る

価格  : 高値水準/高値水準



品目  : にんじん(→↑→ ↑↑→)

主産地 : 千葉(74%)

育成  : 細物傾向

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : はくさい(↑→↑ →↘→)

主産地 : 長野(55%) 茨城(24%) 群馬(20%)

育成  : 順調

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : キャベツ(↑→↑ →→→)

主産地 : 千葉(40%) 茨城(31%) 群馬(16%)

育成  : 遅延傾向

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : ほうれんそう(→→→ ↑→→)

主産地 : 群馬(37%) 茨城(30%) 栃木(17%)

育成  : 遅延傾向

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : ねぎ(→↑→ →→→)

主産地 : 茨城(60%) 千葉(21%)

育成  : 順調

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : レタス(→→→ →→→)

主産地 : 長野(76%) 群馬(20%)

育成  : 順調

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : きゅうり(↑→→ →→→)

主産地 : 埼玉(25%) 群馬(25%) 福島(14%)

育成  : 遅延傾向

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : なす(→→→ →→→)

主産地 : 高知(30%) 群馬(20%) 福岡(13%) 茨城(10%)

育成  : 順調

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : トマト(→→→ →→→)

主産地 : 栃木(23%) 熊本(17%) 愛知(10%) 千葉(10%)

育成  : 遅延傾向

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : ピーマン(→→→ →→↓)

主産地 : 茨城(70%)

育成  : 遅延傾向

出荷  : 平年を下回る/平年を下回る

価格  : 高値水準/高値水準



品目  : ばれいしょ(↓↓↓ →→→)

主産地 : 長崎(53%) 静岡(15%) 千葉(10%)

育成  : 順調

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : さといも(→→→ →→→)

主産地 : 鹿児島(53%) 宮崎(10%)

育成  : 遅延傾向

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 平年並み/平年並み



品目  : たまねぎ(↓↓↓ ↓↓→)

主産地 : 佐賀(40%) 兵庫(23%)

育成  : 順調

出荷  : 平年並み/平年並み

価格  : 高値水準/高値水準




野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年6月)について

https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/attach/pdf/index-13.pdf



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「おすすめの野菜なくなったー。結果見たらお買い得な安値水準が無いから当然っちゃ当然か。だいこん、ピーマン、たまねぎが高値で推移。だいこん、キャベツ、ほうれんそう、きゅうり、トマト、ピーマン、さといもの育成が遅延傾向。つまりだいこんとピーマンは値上る可能性が高い」


 後、たまねぎは

>市場での不足感から

 玉ねぎは供給量が回復するけど価格は回復しないよ! ってことらしい。


 ピーマンは供給不足で高騰する可能性は低い。だって自給率が高い。

 同じく大根もほぼ国内産だが、単純に旬を過ぎているので供給量が少ない。

 この二種は「現在高値で推移しているが、何もなければ恐らく価格が落ち着くであろう」と予測できる。信用取引的な意味で言えば今は売りのターンである。高い今のうちに売って、安くなったら買い戻す。信用取引とは現物をやり取りするのではなく、いわばその権利をやり取りするようなものだ。


 しかし大根の先物取引なんて多分存在しないし大した儲けにもならないと思われるので、やるなら博打的に高騰したらエライことになるきゅうりに手を出すか、高騰が続くと踏んで玉ねぎを買い増すか。株みたいなこと言ってみたが言ってみただけである。


 結局の所、今月の雨次第でなんとも言えない。

 雨次第と言いつつ、雨が降らなきゃ干ばつで育成遅延、降り過ぎたら水害で生育不良、なんとも都合のいい言葉だ。

 ちなみに作者は梅雨ちゃん好きである。作品よく知らないけど。

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