99.9％為にならない蕪四季投資のすゝめ ～なんで野菜すぐ高騰してしまうん～

第21話 令和4年7月 野菜の生育状況及び価格見通し

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野菜の生育状況及び価格見通し（令和4年7月）について

目的

産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化。

野菜の供給及び価格の安定を図る。

方法

農林水産省による東京都中央卸売市場への聞き取り。

14品目の野菜の生育状況、出荷及び価格見通し。

東京都中央卸売市場外への流通物も同様の傾向。

◎今月のおすすめ

キャベツ、きゅうり、ばれいしょが、お買い得の見込みです！！

キャベツを使ったおすすめレシピ

【焼きキャベ塩レモンバター麵、サバ缶とキャベツの味噌煮等】

きゅうりを使ったおすすめレシピ

【かっぱーグステーキのヨーグルトソースがけ、胡瓜とカニカマとコーンサラダ等】

ばれいしょを使ったおすすめレシピ

【ビタミンCたっぷり！和風ジャーマンポテト、じゃがいもと米粉のニョッキ 菜園風等】

◎今後の生育、出荷及び価格見通し

注）見方について

主産地( )書きは令和3年7月の入荷シェア

出荷見通しは(平年(直近5か年平均)比)

上・出荷見通し　7月前半/後半

下・価格見通し　7月前半/後半

「平年並み」とは平年との比率が80%以上、120%未満のこと

順調　＝　普通、問題がない状態

良好　＝　普通より良い状態

矢印は1月からの出荷量推移

品目　　：　だいこん（→→→ →→↓ →）

主産地　：　北海道(55%)　青森(38%)

育成　　：　順調

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　平年並み/平年並み

品目　　：　にんじん（→↑→ ↑↑→ →）

主産地　：　青森(61%)　北海道(24%)　千葉(12%)

育成　　：　順調

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　平年並み/平年並み

品目　　：　はくさい（↑→↑ →↘→ →）

主産地　：　長野(89%)　群馬(10%)

育成　　：　順調

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　平年並み/平年並み

品目　　：　キャベツ（↑→↑ →→→ ↑）

主産地　：　群馬(73%)　岩手(13%)

育成　　：　良好

出荷　　：　平年を上回る/平年を上回る

価格　　：　安値水準/安値水準

品目　　：　ほうれんそう（→→→ ↑→→ →）

主産地　：　群馬(33%)　栃木(26%)　茨城(23%)

育成　　：　遅延傾向

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　平年並み/平年並み

品目　　：　ねぎ（→↑→ →→→ →）

主産地　：　茨城(51%)　千葉(13%)

育成　　：　順調

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　平年並み/平年並み

品目　　：　レタス（→→→ →→→ →）

主産地　：　長野(87%)

育成　　：　遅延傾向

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　平年並み/平年並み

品目　　：　きゅうり（↑→→ →→→ ↑）

主産地　：　福島(41%)　岩手(14%)　秋田(10%)

育成　　：　良好

出荷　　：　平年を上回る/平年を上回る

価格　　：　安値水準/安値水準

品目　　：　なす（→→→ →→→ →）

主産地　：　群馬(34%)　茨城(22%）　栃木(18%)

育成　　：　遅延傾向

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　平年並み/平年並み

品目　　：　トマト（→→→ →→→ →）

主産地　：　北海道(17%)　青森(14%)　岩手(14%)　栃木(9%)

育成　　：　遅延傾向

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　平年並み/平年並み

品目　　：　ピーマン（→→→ →→↓ →）

主産地　：　茨城(41%)　岩手(28%)

育成　　：　順調

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　平年並み/平年並み

品目　　：　ばれいしょ（↓↓↓ →→→ ↑）

主産地　：　茨城(33%)　静岡(23%)　千葉(20%)

育成　　：　良好

出荷　　：　平年を上回る/平年を上回る

価格　　：　安値水準/安値水準

品目　　：　さといも（→→→ →→→ →）

主産地　：　鹿児島(36%)　宮崎(31%)　千葉(12%)

育成　　：　遅延傾向

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　平年並み/平年並み

品目　　：　たまねぎ（↓↓↓ ↓↓→ →）

主産地　：　兵庫(48%)　佐賀(23%)

育成　　：　順調

出荷　　：　平年並み/平年並み

価格　　：　高値水準/高値水準

野菜の生育状況及び価格見通し(令和4年7月)について

https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/attach/pdf/index-21.pdf

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　６月の状況のおさらい。

　だいこん、ピーマン、たまねぎが高値で推移。

　だいこん、キャベツ、ほうれんそう、きゅうり、トマト、ピーマン、さといもの育成が遅延傾向。

＞だいこんとピーマンは値上る可能性が高い

　これを確認するために

おねだんノート

https://onedannote.com/

で大根の価格推移を見る。

2022/5/1 190円（ - ）

2022/5/2 211円（+21円）

2022/6/13 198円（-13円）

　一方ピーマンは

2022/5/15 104円

2022/5/16 136円（+32円）

2022/5/26 104円（-32円）

2022/5/30 136円（+32円）

2022/6/6 126円（-10円）

2022/6/13 128円（+2円）

　一時的に供給不足に陥り値上がりしたものの、再び十分な供給がなされて価格が安定した、といったところ。それでも全体的にじわりと上昇傾向にあるので注意。

　特に今年は６月にも関わらず異常なほど気温が上昇し、全国各地で６月の最高気温を更新している。野菜的に言えばどうなるのか。

　簡単に言えば「トマトや果実がめっちゃ甘くなる」が、そもそも日照りで量が収穫できず値上がる。

　やべえよ、いやまじでやべえ。

　トマト作ってトマトから出た水分でまたトマト作る永久機関。そこに人間が加わることなど許されない。トマトのために人類は犠牲になったのだ。暑さのせいで何言ってるのかよくわかんない。

　あと、先月も言ったとおり玉ねぎは

＞市場での不足感から価格は幾分下がるものの引き続き平年を上回る

　が続く模様。

　つまり？

　玉ねぎは空売り推奨。そして半年後に泣きを見るのはどちらか。結局末端の現場作業員（皮剥いてる人）にしわ寄せがいくのよ。何を言ってるんだろうね。