概要
食事×悪霊 その舌を魅了するのは、悪いもの。
いつの世も人は魔に興味をもつ。迫田龍牙(さこだ りゅうき)。彼もまた、その1人だった。しかし、幽霊を見ることや肝試しをすることに対する興味ではない。龍牙が興味を持っているもの。
それは、死したものそのものだった。特に悪霊と呼ばれるものを喰らうことに興味を持っている。
人が動物の肉や野菜を取って食事をするように、龍牙にとっては普通のこと。そこに善意も悪意もない。ただただ、自分の食欲を満たすために行動しているのだった。その行動が結果的に人を助けていると彼はいまだに知らない。
それは、死したものそのものだった。特に悪霊と呼ばれるものを喰らうことに興味を持っている。
人が動物の肉や野菜を取って食事をするように、龍牙にとっては普通のこと。そこに善意も悪意もない。ただただ、自分の食欲を満たすために行動しているのだった。その行動が結果的に人を助けていると彼はいまだに知らない。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!畏れよ亡者ども。我、死を喰らう者なり。
この世には亡霊がいる。
いつ死んだのか、いつからそこにいるのかはわからないが、とにかくいる。いるったらいる。そこら中にうろうろしていて、性質の悪い輩なら生きている人間に憑りつこうとしてくる。
彼らが、どこから来たのかはわからない。
だが。どこへ行くのかは。主人公の龍牙は知っている。
腹の中だ。
龍牙のその腹の中だ。
彼は、亡霊を食べる、特殊な力を持っているのだ。
そんな。この世とあの世両方の理のはざまで生きる少年龍牙と、彼の家族と、彼を取り巻く人々の日常のお話です。
本来は自分のことで手一杯だけど、周りの人間が危ない目に遭うのもなかなか放っておけず、巻き込まれたり首を突っ…続きを読む