概要
人喰いではない。彼が喰らうのは、悪霊だけ
死んだ者の味を知る男がいる。迫田龍牙、高校二年生。クラスの輪には加わらず、いつも少し離れた場所から周りを眺めている――そんな彼が求めているのは、供養でも成仏でもない。ただ、悪霊という"ご馳走"だけだ。
善意も悪意もなく、ただ食欲のままに悪霊を喰らい続けてきた龍牙。その行動は結果的に、悪霊に苦しめられていた人々を救ってきた。だが当の本人は、そのことにまるで気づいていない。
「ねぇ、こっくりさんやってみない?」 放課後の教室、女子生徒たちが十円玉を囲んで盛り上がっている。誰もが知る定番の遊びから、まだ誰も知らない学校の噂まで――教室の隅でそれを静かに眺めていた龍牙にだけは、わかっていた。そこに"本物"が混じっていることが。
日常に転がる噂話の中から本物の怪異を嗅ぎ分け、誰にも気づかれぬまま
善意も悪意もなく、ただ食欲のままに悪霊を喰らい続けてきた龍牙。その行動は結果的に、悪霊に苦しめられていた人々を救ってきた。だが当の本人は、そのことにまるで気づいていない。
「ねぇ、こっくりさんやってみない?」 放課後の教室、女子生徒たちが十円玉を囲んで盛り上がっている。誰もが知る定番の遊びから、まだ誰も知らない学校の噂まで――教室の隅でそれを静かに眺めていた龍牙にだけは、わかっていた。そこに"本物"が混じっていることが。
日常に転がる噂話の中から本物の怪異を嗅ぎ分け、誰にも気づかれぬまま
応援ありがとう!
いつまでも応援してもらえるように頑張るね!
いつまでも応援してもらえるように頑張るね!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!畏れよ亡者ども。我、死を喰らう者なり。
この世には亡霊がいる。
いつ死んだのか、いつからそこにいるのかはわからないが、とにかくいる。いるったらいる。そこら中にうろうろしていて、性質の悪い輩なら生きている人間に憑りつこうとしてくる。
彼らが、どこから来たのかはわからない。
だが。どこへ行くのかは。主人公の龍牙は知っている。
腹の中だ。
龍牙のその腹の中だ。
彼は、亡霊を食べる、特殊な力を持っているのだ。
そんな。この世とあの世両方の理のはざまで生きる少年龍牙と、彼の家族と、彼を取り巻く人々の日常のお話です。
本来は自分のことで手一杯だけど、周りの人間が危ない目に遭うのもなかなか放っておけず、巻き込まれたり首を突っ…続きを読む