第7話

 昼食後の13時。


「手があいてる者から順に面談をします。

 営業課、樋口課長から順に会議室へ来て

 ください。」


佐久間部長が言った。


何が始まるんだろう?


営業課のメンバーが順番に呼ばれていく。


私は同期の田中君が出てきた所を捕まえた。


「面談って、何? どんな事、話すの?」


私が聞くと、田中くんはざっくりと教えてくれる。


「現在の仕事の進捗状況かな。

 どこに営業をかけてて、契約に至る見通し

 とか、問題点とか。」


「部長、怖い?」


「淡々としてて、感情が見えないから、それが

 かえって怖いかも。

 全部の面談が終わってから、いろんな指摘が

 あるのかもしれない。」


「そっかぁ。」


「ま、瀬名もがんばれ!

 骨は俺が拾ってやるよ。」

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