第261話

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15時。


帰社した私は、開発課の長谷部主任の所へ相談に行く。


「今日、訪問した会社なんですけど、

こういうシステムを提案したいんです。」


と提案書の原案を見せる。


「ざっとフロー描いてみたんですけど、工数と

納期って、このくらいで行けそうですか?」


長谷部主任は、パラパラっと眺めて、


「営業が瀬名だと、余計な仕事が増えなくて

楽だな。

一応、計算し直すから、これ、預かって

いいか?」


「はい。よろしくお願いします。」


「おう。」


資料を長谷部主任に渡して席に戻る。


自席で報告書や提案書などを作成していると、


「瀬名!」


と、悠貴さんに呼ばれた。


「はい!」


私が部長席に行くと、


「今日、何時頃、終わりそう?」


と聞かれた。

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