第256話

「部長、お疲れ様です。」


と桜たちが挨拶をする。


「悠貴さん、お疲れ様!」


悠貴さんは、私の頭をくしゃくしゃと撫でると、私の隣に座った。


「俺も1杯、飲んでいい?」


悠貴さんが言うと、私より先に桜が


「どうぞ!どうぞ!」


と答える。


悠貴さんは、届いたビールを飲みながら、


「暁里、大丈夫だったか?

どうせ、質問攻めにされたんだろ?」


と聞いた。


「大丈夫だよ~。」


と私は答えるけど、悠貴さんは、


「酔っ払いの暁里の大丈夫は、当てに

ならないからなぁ。」


と苦笑いを零した。


「部長は、暁里さんの運命の人だったん

ですね!」


桜が言った。

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