第102話
「暁里、好きだよ。」
そう言うと、部長の顔が近づいて、そっと唇が触れた。
「昨日は、あのまま帰ったら、全部忘れて
なかった事にされるんじゃないかと思ったら、
帰れなくなった。」
と部長は恥ずかしそうに笑った。
「暁里、具合はどうだ?
出掛けられそうか?」
部長が私の顔を覗き込んで言った。
「はい。大丈夫です。」
「じゃあ、夢の国へ行こう。」
「え?」
「遊園地、好きなんだろ?」
「はい!」
「待ってるから、支度しておいで。」
「はい!!」
私は元気よく起き上がって、着替えを出すと、お風呂に駆け込んだ。
シャワーを浴びて、顔を洗い、化粧をする。
髪は、夢の国は風が強い事を想定して、ポニーテールにした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます