第259話

「酒には酔ってないけど、暁里に酔ってる

から、しょうがない。

勤務時間外なんだから、諦めてくれ。」


そう言って悠貴さんは、ジョッキに残ったビールを飲み干した。


「さ、暁里、帰ろ?」


悠貴さんに促されて、私はこくんと頷いた。


「じゃ、お先に。」


悠貴さんは、私の肩を抱いて立たせると、全員分の会計をして、店を後にした。


駅前でタクシーに乗り、私は当然のように悠貴さんの家に連れて行かれた。


明日は土曜日だし…


悠貴さんが優しいし…


私のきゅんきゅんは止まりそうにないから…


ま、いっか。




─── 翌日 Fin. ───


この後、さらに続編があります。

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