第106話

次に、水しぶきいっぱいの絶叫アトラクションに並んだ。


最後、変な顔で写真に撮られたが、記念なのでついつい買ってしまった。


パレードも見た。


他にもいくつものショーやアトラクションを満喫していると、あっと言う間に閉園時刻になってしまった。


「夢の時間が終わっちゃうね。」


私がそう言うと、部長は


「延長する?」


と聞いた。


「え?」


私が不思議に思って部長を見上げると、部長は目の前のお城のような建物を指差した。


「暁里が良ければ。

そして、運良く空室があれば…だけど。」


どうしよう?


ここには泊まってみたい。


だけど、それって、そういう事だよね?


夏休みの週末だし、空いてないかもしれない。


だったら、神様の言う通りでいいのかも…

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