憑いてる彼女のおとしかた

【あらすじ】
　神楽町に住む高校生の神座照人には、人にはなかなか言えない秘密があった。それは――霊や怪異、神様といったこの世ならざる者が見えてしまうこと。

　高校二年生に進級した照人は、ある日、ずっと片想いだった薬師沙夜に化物が取り憑き、襲われるという夢を見る。それと同時、街では突如として正体不明の銀髪の妖怪に住民が襲われるという怪事件が勃発。見た夢がなにかしらの予兆ではないかと勘ぐった照人は、共に暮らす地主神のカグラとともに解決に乗り出す。

　やがて、薬師に怪異が取り憑いていることが判明するにつれ、事件は更にエスカレート。次第に身も心も怪異に乗っ取られる薬師は、夜な夜な人を襲うようになっていった。

　薬師から怪異を取り除くべく、照人は、かつてカグラの暴走を止めたことがきっかけで知り合…続きを読む