概要
今どきはカミサマだって商売の品目でしてね
異世界と繋がる不思議な扉を持つ店、『七臥古物店』。
表向きは流行らないリサイクルショップ、裏では「異世界からの品をこちらの世界や別の異世界に売る」知る人ぞ知る名店だ。
七臥津雲は、亡くなった祖父母から店を引き継いだ若き店主である。
次にやって来るのは曰くのある品か、あるいは曰くのある客か。
店主である津雲は穏やかに笑ってカウンターに座り、餅を頬張るのだった。
表向きは流行らないリサイクルショップ、裏では「異世界からの品をこちらの世界や別の異世界に売る」知る人ぞ知る名店だ。
七臥津雲は、亡くなった祖父母から店を引き継いだ若き店主である。
次にやって来るのは曰くのある品か、あるいは曰くのある客か。
店主である津雲は穏やかに笑ってカウンターに座り、餅を頬張るのだった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!店主七臥、一癖も二癖もあり、七癖あるかは、とくと読んで御覧じろ
読後、与えられる安心感、というものがある。
それは、はっちゃけたキャラクター性やぶっとんだ展開、ともすれば問題作、としか褒めようがない作品からは得られないものだったりする。
勿論、世の問題作に非などなく、それにそれで価値はあり、費やした時間と金額に応じた感想をのみ、天秤に掛けるだけの、ただそれだけの娯楽である。
等価である、ということの。
明確でありながら、なかなかに残酷な平等さは、時として言語や文化、或いは世界という背景の価値を異にした場合に容易に摩擦と軋轢を生む。
天秤の針が振れずとも、石と金とでは、ただ重さが同じだけである。
小難しい言い方をした悪癖を許して欲しい…続きを読む