孤独を共鳴しあっていく主人公と刑事の姿に惹かれていきました
世界中の機関にテロリストとして指名手配された主人公。交通事故で家族を失った刑事。次々と起こる事件なの中で、二人は出会いって自分たちの苦悩を共有しあう。お互いに欠けている物に気づいた時に、それは孤独の中にしか答えがない事がわかってしまう分かり合えるはずなのに、それを求めない孤高の殺し屋は闘いを求めて独り彷徨っていく。彼女の強さに畏怖した者は彼女の虜になっていく。自分もそんなひとりです。ささやかな謎が累積していく日常中で語られていきます。全てが明らかにされる時、彼女のやさしさに触れることになります。いぶし銀のような渋さを秘めた作品でした。
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