デリンジャーにも義理がある 山田恭
6月、刑事と殺人犯が互いに銃を手に向かい合っていた。
片や、九ミリ弾五連装シングルアクション回転式拳銃、日本国警察官正式採用拳銃ニューナンブM六〇。
片や、・二二LR弾中折式ダブルアクション二連装複銃身式拳銃、安価大量製造の米国製ハイスタンダード・デリンジャーD一〇〇・レプリカ。
互いが持つ拳銃が違うように、ふたりの立場も、心の内も、なすべきことも、何もかもが違っていた。
かくて決闘が始まった。
目次
完結済 全26話
更新
- 序
- かくて決闘は始まった
- 第1章 花が散る
- 第1話 新米刑事、記憶喪失の男を拾うこと
- 第2話 新米刑事、挑むような目つきの女に出会うこと
- 第3話 新米刑事、射撃練習をすること
- 第4話 新米刑事、挑むような目つきの女と再会すること
- 第5話 新米刑事、先輩刑事と記憶について考えること
- 第6話 デリンジャー、新たなる不幸を望むこと
- 第2章 真紅の道
- 第7話 新米刑事、汗臭いままに挑むような目つきの女性に近くこと
- 第8話 新米刑事、挑むような目つきの女性に護身術を教えることになること
- 第9話 老練刑事、新米刑事を値踏みすること
- 第10話 新米刑事、挑むような目つきの女の手を握ること
- 第11話 新米刑事、偽造書類を作ること
- 第12話 新米刑事、記憶喪失の男とともにキャバクラに入ること
- 第13話 新米刑事、挑むような目つきの女と筋トレをすること
- 第14話 新米刑事、記憶喪失の男の先輩の引越しの手伝いをすること
- 第15話 新米刑事、記憶喪失の男が記憶を失う前の日記を見つけること
- 第16話 新米刑事、挑むような目つきの女を強姦することを考えること
- 第17話 デリンジャー、次の殺人機会を夢想すること
- 第3章 鐘が鳴る
- 第18話 新米刑事、記憶喪失の男に他人との食事の情景を説明すること
- 第19話 新米刑事、記憶喪失の男の行動について疑問を持つこと
- 第20話 新米刑事、銃を持ったまま夜を彷徨うこと
- 第21話 新米刑事、己をそれと知らぬままに挑むような目つきの女をストーキングすること
- 第22話 記憶喪失の男、己の罪を思い出すこと
- 第23話 記憶喪失の男、己が罪を告白すること
- 第24話 デリンジャー、念願の瞬間に対面すること
- 終
- 夜よりほかに聴くものもなし
おすすめレビュー
★7
★で称える
★ ★ ★
レビューを書く
ユーザー登録(無料)をして作者を応援しよう!
登録済の方はログインしてください。
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?