オムニバース 第十四話用語解説

■解説

クロガネには封鎖されたブルワークにアクセス可能性があった。緊急召集された財団の会議でクロガネの処遇が検討される一方、それを逆手に敵をあぶり出そうとしたカケルだが……


■人名

【チャールズ・レクター】

レクター家の資産家。ベル・クレール財団理事会、十二名の大代表の一人。レクターの家法は、宗家を指し手として家系に加えた人材の優劣で覇権を競う。優性ハイブリッドとして生まれたアリアンとシリウスも、幼少期に駒としてレクター家に引き取られた。


■用語

【大代表】

ベル・クレール財団の十二人の最高責任者。カケルの相続により最高権限は移行したが、全員が無条件で支持を表明した。モービアスによる「初孫行脚」と、互いの牽制を刷り込んだ成果でもある。

【第三人類】

思想集団。人が至るべきは生物的な第三の性と幼年期、繁殖期に次ぐ第三のステージであり、それこそが真の人間性解放であると謳う。その発祥は熟年以降に故障の多い生殖器の除去が一般化し無性化運動に転化したものだと言われている。彼らは高齢の権力層に浸透し水面下に強大な政治力を有している。アマルガムオルタの提唱する人格ダウンロードと思想的に相性が良く最大のスポンサーと噂されている。

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