オムニバース 第七話用語解説

■解説

ファントムとの一戦で一躍有名になったハンマーガールことツバサだが反動で引き篭もり癖を再発してしまう。だが久しぶりの両親との再会に否応なく外出を迫られたツバサはロビイに急かされ渋々父の勤める診療所に向かう。年相応の悩みを抱えるも元気なツバサだが、彼女には十年前の世界災害に起因するある秘密があった……


■人名

【冬堂夏海】

神経接続ブレインマッピングの権威。フィジカル-デジタル時代を確立した一人に数えられる。情報災禍の以降は転身し、娘を含む帰還障害の回復に尽力する。ただし、成果はまだツバサの他にほとんどない。娘の回復を優先したことで、数々の謂れなき非難を浴びた。

【ポストマン】

他者のストレージを屑データで埋める特殊能力を持つクラッカー。ハンマーガールとのよくわからない死闘の末、捕獲された。

【スペリオーラ】

世界有数のバトルハッカー。最強と名高いメタフレーム。高出力、高耐久、高反射。加えて飛行能力を有する赤毛の美女。正義に対して潔癖な故にトラブルも多かったが、現在はあくまで自身の正義を信条にすることで周囲との均衡を保っている。


■地名

【ブルワーク】

ビジネスコンプレックスを擁した古参のワールドフレーム。アルビオンと同型の旧型サーバ。


■用語

【標準フレーム】

計測素体に近いデフォルトのフレーム。汎用的なアバターとして使用される。無加工状態であれば、限りなくウエットスケープの肉体に近い。

【シェアチャイルド】

「産む者と育てる者が必ずしも同じである必要はない」と言う思想から生まれた広域養子制度。世界ネットワークによる社会補完の上にマッチングが成り立っている。現在、世帯の三割強がシェアチャイルドだと言われている。

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