概要
宇宙よ、これが下ネタSFだ――
肝練り砲うずまく大銀河、その最果て。引退した狙撃兵が実家の診療所を継ぐことに。そこは事故を装い、保険金で患者に望む肉体を与える危険なモグリの施設だった。さまざまな事情でやってくる患者を、やぶ医者スナイパーの狙撃が救う。主に保険金で!
バキューン!
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!医は仁術、狙撃も仁術。その一弾は、弱き者を救う!
表の顔はやぶ医者。が、しかし、裏の顔は凄腕スナイパーである薮崎ハヤテを主人公とする超未来SF。
作者得意とする、奇怪な世界観が、超銀河クラスの未来SFとマッチした突飛な設定はさすが。
またストーリーも、不可能と思える狙撃を成功させて、すべてを引くり返す展開や、やぶ医者スナイパーという設定が、なにやら「破れ傘刀舟悪人狩り」やら「シティーハンター」やらを彷彿させてくれて、なかなかに楽しい。
だが……!
本作は電撃文庫新文芸コンテスト、「面白ければなんでもあり」、「いま電撃に足りないものはこれ」という募集に応じて書き下ろされた作品であるのだが、それに対する作者の解答が「下ネタ」で…続きを読む