夢占蜂呪

■あらすじ
　長野県の高校二年生、星村勇舞(ほしむら　ゆうま)は、同級生で大富豪の娘、代峰咲季(しろみね　さき)から相談を受ける。彼女はここ数日、悪夢に悩まされていた。得体の知れない者たちに捕らえられ、体が蝕まれていく悪夢だった。
　勇舞は彼女に占いとアドバイスをするが、翌日から登校しなくなる。咲季は実家に戻ったとだけクラスには伝えられる。
　少しして夏休み直前に、勇舞の元に咲季から助けを求めるメールが届く。勇舞と同級生の志度優(しど　ゆう)は咲季のいる実家、墨相村を訪ねることにする。そこは、かつて勇舞のいとこ、宇佐美智香(うさみ　ともか)が失踪した村でもあった。