概要
2017年度、冬。冬北高校二年生の暖隆(あたたか)は、〝学校の七十七不思議〟のひとつである「こたつ部」の一員として活動していた。その活動内容とは、こたつでぬくぬくすること。今日も暖隆は先輩の陽奈(ひな)と一緒に、こたつでみかんを食べたりソシャゲをやったり謎の来訪者と雑談したりする。
最終回付近以外のどこからでも読めるかもしれない一話完結コメディです。試し読みには6話目の「あけましておめでとう」や11話目の「節分前日ですがここでショートコントの時間です」あたりがおすすめです。
【3/9】完結しました。また冬高を舞台にしたスピンオフ的なも
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!こたつは幸せ。
こたつに入ってみかんを食べたりしながらだらだら過ごす部活、それがこたつ部。
暖隆くんと陽奈先輩のゆるゆるとした雰囲気の中で進むお話ですが、時々変な人が来たり変なことが起こったりして大変なことになったりします。何が起こってもこたつ部の時間はゆるゆると過ぎていき、暖隆くんはそれを日誌に書いていきます。
永遠に続いてほしいなぁと思うくらい、穏やかで優しい時間。それをこたつ部のメンバーがそれぞれの気持ちで受け止めている。その様子が、読むほどにとても愛おしく感じられます。
楽しい展開やキャラクターに笑いながら、ほっこり、あたたかな気持ちになれる。こたつに入ってだらだらする時のような幸せな気持ちに…続きを読む - ★★★ Excellent!!!冬は暖かい季節
こちらと全く同じようでどこか違う不思議な世界、そしてこたつ。
本作は冬のひと時だけこたつでだらだらするという高校の部活の日常を綴ったものです。主人公の暖隆(あたたか)君は隙だらけなボクっ娘の陽奈(ひな)先輩という最高の存在とともにこの部活を満喫します。奇妙な人達が出てきて、気になるモンハンの新作が出てきて、降り積もる雪を窓から眺めて……こんなに楽しい冬があるでしょうか。ただ穏やかなだけでなく、毎回笑わずにはいられないシチュエーションやギャグが繰り広げられちゃんとオチてと、この日々に飽きることはありません。
そう、飽きることはありません。この日々には陽奈先輩の卒業というはっきりした区切りが…続きを読む - ★★★ Excellent!!!等身大の「だらだら」がここにある。
古来から伝わるこたつ、それは人々を魅了してやまない悪魔の家具。
これはそれに魅入られた者達のすこしふしぎな日常を描いた物語。
ところで、こたつに入っているとこう思わないだろうか。
「ああ、もっとだらだらしたい――」そう思ったら何をするか。
本を読むか、みかんの皮を剥いて食べるか、ゲームでも始めるか……そう、日々を社会にすり潰されている我々が求めるすべてがこの小説に凝縮されている。
ゲームが発売されればやりたいなぁ、面白い話があったら気になるなぁ、そこにいる暖隆君や陽奈先輩は我々の分身ではないかと言う程に当たり前の生活を送り、だらだらしている。
君もこたつ部に入ってぬくぬくしてみないか?
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!寒い冬の日の放課後は、温かいこたつでダラダラしよう
冬北高校の〝学校の七十七不思議〟のひとつ、冬の季節だけ活動する部活「こたつ部」の活動内容は、その名の通り「こたつでぬくぬくすること」。そんな「こたつ部」で可愛い先輩とまったり過ごす放課後タイムが和みました。
主人公・暖隆(あたたか)君の相方の陽奈先輩が実に可愛い。ミニスカとニーソックスが似合うボクっ娘で、いつも陽気な小話で笑わせてくれて、小柄で幼児体型のくせに年上の先輩風を吹かせるのだけれど、それでいてちょっと褒めるとすぐにデレて恋愛フラグが立ってしまうところが、チョロ可愛い。
ときたま学内の変わり者の生徒たちが訪ねてきては部室が賑やかになるが、いつもは二人だけでの部室でみかんを食べて、…続きを読む