加賀倉 創作【ｺｰﾙﾄﾞｽﾘｰﾌﾟ中】

鏡を磨かない。 曇りを受け入れる。 そんな幸せの形があるのだなぁ、と気づかされる作品です。 究極論、鏡は外してしまえば良いのかもしれません。 そして、鏡を外してしまえば、小…続きを読む

この世のものは、 有る、といい 無い、とよくない そんな二項対立、両極端な思考を向けられる、といった傾向があるのかもしれない。 しかしたとえば、暗黒の闇の中に光がある時、そ…続きを読む

夢は見るものではなく我が手で叶えるもの、そんなふうによく言いますが、本当にそのように思います。 そして死に物狂いで手に入れた夢は、「こんなのまるで夢のようだ」という感覚ではなく、…続きを読む

非常に親切かつ詳細に、有益なデータがまとめられております。 悪政と既得権益者によって引き起こされる物価高に国民は負けてはいけません。 我々は、本作のような優れた情報源を参考に、…続きを読む

とても想像力を掻き立てる作品です。 「グラスはあくまで 道具にすぎない」 作者さまの、こちらの表現に関しまして。 まず、道具に「すぎない」とすることで、割れやすいモノの代名詞…続きを読む

人間の「無邪気」性。 子供や、定年退職後の老人、ここに無邪気さを認めるのは、どうやら世間的には妥当らしい。 が、どうも大人にはそれがほとんど許されないという暗黙の風潮があるよう…続きを読む

安直な転移という命題《テーゼ》、そして現実世界の年越し蕎麦屋という対立命題《アンチテーゼ》(？)。この二項対立が、ある種の逆行により、弁証法的に止揚《アウフヘーベン》され、上位次元…続きを読む

全ての創作者、表現者にとって、それは何のためにしているのか、ということを、考えさせられるような要素が詰まっています。 敷かれたレールの通りに書くことは、甚だ懐疑的であると個人的に…続きを読む

こちらの作品、一見、非常にカジュアルな切り口のように見えました。 しかし、読み進めてみると、「ああ、あのことをおっしゃっているのかなぁ」と、読み手の勝手な想像ではありますが、なぞ…続きを読む

宇宙というのはいつも、ちっぽけな金属塊と、ちっぽけな命の灯火たちに、残酷な運命を突きつける。 それを乗り越えるのは、人という、うつろいやすく、感傷的で、異常な、しかし温かい、矛盾…続きを読む

この表現は、本作の執筆者さまにとって好ましい表現かどうかわかりませんが…… 例えるなら、『スターウォーズ』が醸し出すような、未来のような、過去のような、先進的な、でもどこか古風な…続きを読む

「能ある鷹は爪隠す」とはまさにこのことです。

鷹超えて、もはや「鷲」かもしれません。

真の能ある者は、ただ狡猾なだけでなく、優雅で、美しいのです。

しばしば、ただ「使われるだけ」で意味をなしていないことが多い「用語」や「理論」が、真の意味で、ロケットの美しさを最大限に引き出している、その点に感動しました。 このようなSF作品…続きを読む

論文のような文章を「理解」するのと、小説のような無限の広がりを持つ文章を「感じる」のは、別次元の話……

表現と、表現の受け取り方の本質に、気づかされました。

愛は人の心を豊かにする。 また同時に、ある愛とまた別の愛が合わさってできた化合物は、もとの愛とは全く異なる性質を持っていたりも、するのですね。 愛とは何か、という答え無き問に、…続きを読む

人は誰しも、「何か」を抱えているはずですが、その何かを、いくらか置き換えて(もちろんありのままでもいいはず)表現の世界に昇華することは、人生を前進させる一つの手段となってくれるはず…続きを読む

誕生秘話。 単なるお祭り騒ぎになっている日本のクリスマスですが、このようなお話を、教養として知っておくのは、良いことだと思います。 日本人のリテラシー向上を祈りつつ、こちらにベ…続きを読む

たくさんの「ほこり」を感じました。 車輪を転がす乗り物がたてる、砂埃が見えました。 解像度の高い街の描写ゆえに、ホコリがかぶっていそうなリアリティを感じました。 そして、登場…続きを読む

詠み手の日常での「気づき」がそのまま読者の「知恵」となり、しかもクスッと笑えるような、素敵な作品です。 「やめられない、とまらない」とはまさにこのことです。スクロールの指が止まり…続きを読む

タイトルはもちろんポジティブな意味です。 フィクション作品にはしばしば、整った文章なんだけれども、 「登場人物が皆、おろしたての衣装を纏っている」 「血の描写に露骨な血糊っぽさ…続きを読む

フィクションのはずなのに、現実に起こっていてもおかしくないような、リアリティ、解像度を感じます。 没入感がものすごいです。 没入感のある作品、というのは、いくつか見てきたつもり…続きを読む

世界は、日本は、今大きな転換期を迎えています。そんな重要なタイミングで、与党である自民党の総裁選、つまりは実質上の総理選びに注目することは、非常に意味あることだと考えます。 そこ…続きを読む

『コロナ禍』に際し、各々がどのような感情や考えを抱いたかは一旦脇へ置いておいて、少しでも今作の内容が気になった方は皆、ひとまず読んでみるべきだと思います。

と、本作を捉え、多くのSF執筆者が読むべきだと感じました。

また、著者様が『科学する』ことを楽しんでいるのがありありと伝わってくる、スペースオペラ好きにはたまらない一作です。

未来に、西暦2101年を迎える人類が、このような総括をしているかもしれない、と想像できました。 漢数字よりもアラビア数字の方が未来的、というのは非常に腑に落ちました。小説の一般的…続きを読む

いわゆる「ハードSF」、言い換えれば、懐古主義とはまた違う古き良きSFを愛する者にとっては共感の嵐がサイトカインストーム、な作品です。

尋常ならざる副題(？)に心を掴まれ、これは読みたい、となり、気づけば画面をスクロールしていました。

これほどまでに、似非科学でない本物の科学に、上質なフィクションを融合させた、『ハードSF』は、他になかなかありません(少なくともカクヨム界隈ではそうだと認識しています)。 圧倒的…続きを読む