『目』の前の現象を光学的に捉えることの重要性

まさに目から鱗。

目に映るものというのは全て、光が物質に対して反射、吸収、透過のいずれかをしているだけに過ぎないという、よく考えてみれば至極当然な事実を、思い出させてくれる、そんな作品です。

『透明人間』という題材が使われすぎるあまり、「なった側からは当然他のものが見える」という思い込みが生じてしまう。だがそこに、改めてメスを入れてみると面白いことになった、そんな作品でした。