こんばんは。
本日、
12月ミステリー連載『半跏思惟のナウマンゾウ』(全14話+4回ほど弁士による挿入あり)
https://kakuyomu.jp/works/16818093089710898087
が無事完結しました。
すでにお目通しくださった方々、ありがとうございます。
この十ヶ月間、ミステリー自体をほとんど書いて来なかったのですが、いきなり!書きました。
ミステリーはやはり、プロットを考えるのが楽しかったですね。もちろん伏線とその回収を丁寧に作り込みもしましたが、どうしたらキショくなるか、をひたすら考えた結果、このように成り果てました。
この『半跏思惟のナウマンゾウ』は、恐らく加賀倉史上、最も「丁寧に」作り込んだ作品だと思われます。
私はずっと、とにかく思い浮かんだお話を、緻密さは二の次にして「とにかく書き進める」スタイルです。
それは、自分の脳の泉から湧き出てきたてホヤホヤの表現やストーリーを蔑ろにしたくない、つまりは新鮮さと素材の良さをそのままお届けしたい(魚🐟か何か?)という考えによるところもあるのですが、それにこだわりすぎると……
100%のパワーで小説を仕上げられない奴、になりかねません。
0%→80%って一瞬なんですが、80→100は途方もなく遠いんですよね。試験の類で、複数科目80点取る方が、一個で100点を取るよりも楽(個人的には)なのと似た感じです。というかもはや創作において百パーセント完全体なるものが存在するかもわからないです。でも百パーセントを目指す訓練もしないとマキシマムな表現は未来永劫生まれないはず……
なのでたまにはきっちりガチガチにやってやろうということで、今回のような仕上げ具合になりました。
で、この執筆スタイルを、来月のSF中編でもやりますね。
SF連載『西部子女教育扶養地区』、お楽しみに🌏🦷👦👧🦷🚀
※脳内にお話の豪雨が降ってきているだけでまだプロットすら一文字も執筆していません。近況ノートにあらすじを書き殴った記憶はあります。