佐藤子冬

本当の自分をみて欲しい。
けれども、みるのは虚飾の自分。
そういった人々の本心を詠った短歌です。
綺麗事だけではないですが、それも含めて人生なのです。

重たいのが人生です。 人は苦しみからは逃れ得ないのです。 苦しみが分かるからこそ明日へ踏み出す一歩が見出だせます。 苦しみの中にも細やかな喜びがあります。 その喜びを見出だすことが…続きを読む

物語の中で俳句を詠むという挑戦作。

それでいて俳句の質は高いです。

不真面目な文学は駄目だと思っていらっしゃるなら大丈夫です。
題名とは異なり、真面目な俳句を詠まれています。

最初に拝読させて頂いて共感出来る内容があります。 誰かを愛することと誰かを憎むこと。 この学びはまず習うべき事柄です。そして、生涯をかけて学ぶ事柄でもあります。 学校では教育…続きを読む

学生時代、微分方程式、積分方程式やったことを思い出しました。
これらを淡い想いに包む俳句が素晴らしいと思います。
先生は自らの想いに正直なことが顕れていて好印象の俳句集です。

青い時代は色々あったものです。 暗いこともあれば明るいこともありました。 未来からの俳句がとても素晴らしいです。 人生万事塞翁が馬とまで行かなくても最期の瞬間に答えが出ることを期待…続きを読む

青春とはその名の通り青く何でも出来ると考えがちです。 青春の半ばや朱夏になり、歳を重ねると段々現実の厳しさに晒され大人しくなってきます。 何者にもなれると輝いていた時代が誰にで…続きを読む

一見すると自然の描写を巧く切り取る短歌にみえますが、その裏に隠された意味合いを見出だすと全く異なる短歌になります。 先人はよく人を褒めるな、と言いますが、先生は「本当の天才」なの…続きを読む

ただただひたすらに感嘆するしかないです。 二千年以上に亘る仏教と日本の歴史を個人の生活の中で詠まれています。 祈りの俳句として大悟の領域に到達しているのではないでしょうか。 知…続きを読む

季語を抑えつつも詩的な俳句としては完成度が高い俳句です。
優賞候補の一角といってもおかしくない技法です。

画家先生のことを短歌に示してありましたのでお返しの短歌を。 キリスト教も然り、仏教も然り、真に偉大な者は数百年後の時代に認められるのではないか、という思いを綴らせて頂きました。 …続きを読む

とても繊細な俳句に感じ取れました。
人生の節目に想いを綴る俳句です。

序盤から哀愁漂う俳句はそれだけ愛した証明でもあります。

先生が苦労を重ねてこられた方だと感じ取れます。

何故か重荷を背負ってしまうことがままあります。 自分も親のことを考えている時は基本暗いです。 その中でサクラさんの存在を知れて和みます。 サクラさんと思い出いっぱいつくって下さいま…続きを読む

「ツァラトゥストラはかく語りき」を読まなくても誰もが聴いたことがある有名な言葉がありました。

青春、朱夏、白秋、玄冬。 人生の流れを凝縮した句は見事としか言い様がありません。 この流れそのものが完成しています。 それでいて最期は明るさと再会を待ち望む俳句がとても朗らかさを感…続きを読む

出版業界とは長らく男性中心主義でありましたから下を連想させる話もありと言えばありなのです。 これはこれで応募しても良いかと思います。 案外、編集部のお眼鏡に敵うかも知れません。 …続きを読む

日常の景色を切り取る短歌は極めて困難ですが、それを実践なされている良い短歌集です。

七という数字はキリスト教では完全数です。であるがゆえに、選びやすい数字でもあります。 偶然に当たるからこそ貴いのであって初めからその数字を選ぶ者の心は欲に満ちている。ハッと気付かせ…続きを読む

直球な俳句が多く、男性の好みそうな肉食系の俳句もあります。
それだけではなくて、人生の真理を突いた様な見事な俳句もあります。

現在、カクヨム様にて短歌と俳句のコンテストが開かれています。
一部を抜粋なされて又新たに掲載し直して募集してはいかがでしょうか？

女性的な繊細な描き回しが良い印象です。

この言い訳は想像していませんでした。

全てが裏目に出てしまう皮肉さが共感出来てしまいます。

AMIの物語は二種類あります。
果たしてアンラッキー7とは何か。
心理描写を描いていない分、想像させるのが巧みな小説です。
この小説単体では全貌が分からない様に構成なされています。

分量の割には文体がとても良いです。 すらすら読めます。 又、ファンタジーと題打ってありますが、同時に学園物語でもあります。 異世界から帰還した強者達の物語です。 とにかく主人…続きを読む

自分達は本の価値を判っているのでしょうか？
そのことを考えさせられる小説です。

まず、復讐の物語かと思いきやそれだけではない話です。 主人公は真っ直ぐな人で強い人です。 武術的な強さではなく人として強いのです。 その強さは多くの人々を惹き付け、少しずつ周囲を変…続きを読む

描きたいことがある内は良いです。
大体出しきってしまいますと突如虚無感と達成感がない交ぜになります。
この指南書は冷静に分析をなされている面にあります。

世界は終わるのでしょうか？ 人は愚かさゆえに滅ぶ定めにあるとしたら。 世界は可能性もありますが、同時に愚かさもあります。 三人は常に苦しい思いを抱き、世界から離れています。 世界を…続きを読む

一石二鳥という言葉が相応しいです。
ノルマ達成は常に大変なものですが、こういった手法もあるのは参照になります。
強か、とも言える人物が印象的でした。

まだまだ謎の多い物語ですが、短編なので読みやすいです。
今後の展開に期待です。

何故、先生が点呼を呼ぶのか……その謎に一つの答えを見出だす主人公。
果たして謎は解けたのでしょうか？
先生が何の為に生徒に寄り添った生き方をしたのか……謎多き小説です。

この小説の世界は不条理で、それでも耐えるしかなくて。
だけど、いつの日かきっと再会出来る物語です。

とても独特なSFです。
地球外生命が持つ劣等感を描きながらもエゴイズムも同時に描いた小説です。

名前には確実に由来があります。
そして名前には意志と力があります。
哀しみに寄り添えるのであれば、その名前は最も有意義な名前であるでしょう。
名前にまつわる物語です。

美女と野獣を思い出させられる物語でした。
ネタバレはあまりしたくありませんが、幸せに繋がるかも知れない終わり方です。

応援の意味を籠めてレビューです。 面白かったです。 鬼なのに実に人情あふれています。分岐次第では意外なエンディングがあるのも魅力的です。 選択肢に従っていくのも良いですし、全部を楽…続きを読む

この小説は古語や高等な漢字を使っております。 学びにもなりますので、ご一読をお薦め致します。 大丈夫です。ルビもふられていてしっかり読めます。 又、東洋のみならず、イスラム世界の用…続きを読む

中間選考突破おめでとうございます。
物語のミーアさんも含めて応援させて頂きます。
男性の心をくすぐる的を得たミーアさんのコメント。
萌えを追求したい方々にはご一読を。

ファンタジー一色かと思いきや。
クタルを巡る物語。
幸せなエンディングが好きな方々にはお薦めです。
しかし、見ていて青春的な物語でもありました。

この物語は巧妙な技法を使って描かれています。
観る角度を変えなければ解けないでしょう。発想の転換が必要です。
推理は始まる前から終わっています。
先生、受賞おめでとうございます。

この物語を拝読させて頂いて気付いたことがあります。 あのね！先生も最初から文章が巧みではなく、惜しみ無い努力によって巧みな技法にまで高めたのだと感じます。 とても興味深いのは現在社…続きを読む

この物語は魔術師が迫害されている設定です。 どことなく世界観が「魔術師オーフェンはぐれ旅」を想起させて下さいました。 又、甲田学人先生の「MISSING」の様な感覚もあります。 物…続きを読む