連なるいっしゅ達【第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部】

作者 チャーハン

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目次

連載中 全53話

更新

  1. 雪解けて芽吹く草花目をやりて水をやりつつ育つのを待つ
  2. 空を見る飛ぶ鳥達に目を向けて顔を戻せば君の黒髪
  3. 陽が落ちる鴉が鳴いた午後五時に空の夕焼け風船が浮く
  4. 憧れて取り組みながら楽しんで私はずっと成長する
  5. 燦燦と熱いひかりが降り注ぐアイス食べつつ日傘をさした
  6. 落雷が地面に落ちて音鳴らす耳栓ハメて布団に籠る
  7. 砂道をザクザク歩む子供達無垢な笑顔に親は惹かれる
  8. 雨の日に空を眺めるカラスたち暗い夜空に彼らは消える
  9. マグロ達空を飛んでる眠りつつ壁にぶつかり地面に落ちる
  10. 杉の花風に揺られて花粉飛ぶ春の訪れ感じくしゃみ
  11. 好き人に苺の花を見せるべく私は一人ハーブを買いに
  12. 夏の雨日々顔色を変えながら住む人々に利益もたらす
  13. 恋心抱きつつも伝えずに日々は過ぎ去る戻ること無し
  14. 絵画達一つ見る度ふと思ふ何故生前に褒められぬのか
  15. 桜散る花弁の一つ拾い上げふと君思ふ十八の夜
  16. 素敵だね君と夜空を眺めつつ花火は上がる七月の夜
  17. 人による人工物が空を飛ぶ鳥達空を眺めて涙
  18. 向日葵が東の方を向いている僕もつられて東を向いた
  19. 雪が降る寒々とした冬夜空手をつなぎつつ共に眺める
  20. 恋心憎しみ変わり突き刺した血生臭さに咽び嘆いた
  21. 足踏みをするのが癖で手放したけれども僕は変わっていくよ
  22. 人生の希望の光捜してる僕の人生君の人生
  23. 秋風は人に色々連想させる食欲の秋や芸術の秋だ
  24. 静かな夜ビルの屋上にて僕は眺める世界の綺麗さ眺めて飛ぶ
  25. 盆の月キュウリやナス乗りながらご先祖様は笑顔で戻る
  26. 暗闇の部屋の光に私言う君はエーアイ人ではないの
  27. 曇り空白い白煙昇りゆく天まで届けよ匂いや匂ひ
  28. 冬の雪貴方と私眺めつつ星を指差す指輪煌めく
  29. 泡沫の水の水面に溶けていく雨粒達は何処へ行くのか
  30. 出会いとは別れと常にともにあるともに生きる仲間は大切
  31. 美しい色の花達毒がある油断してれば命を散らす
  32. 最近は鮫よりシャチが強いです鮫さんみんなシャチが苦手
  33. 大木にぼくは今日も腰掛けるけれども今日は君も共に
  34. 朝露が形成された窓を見る少女は一人体育座り
  35. 服濡らしたサッカーウェア着た少年が窓開けた少女へことばを言った
  36. 黒猫が捜すカケラは人々の大切なおもいでしまわれている
  37. ザリガニは海老に似た味するらしい食べれるのかとふと思う夏
  38. 真実は無数にあると誰か言うそれなら全て探し出したい
  39. 桜咲き桃色の花地に落ちるまた会うときは桜咲く時
  40. 水飛沫浴びて浴びせて笑いあうそんな二人は今日も共に
  41. 瞳無し心も無しの化け物は暗い森にて人を喰らった
  42. 真夜中に蛍の光飛んでいる真夏の水場憩いの広場
  43. 探偵になりたい少女は恋をした遅刻魔の男の子何処に惚れたの
  44. 焼き鳥屋鳥の匂いが立ち込める店の中にて男が二人
  45. おちていく空の向こうの世界まで無限のかなた暗い宇宙
  46. 眠りたいうつつとねがう夜一時貴方はずっと勉強する
  47. 2アウト2ストライクグラウンド暑い陽射しを睨み勝負
  48. 月を見るお天道様は笑ってる二人は何時も互いを見てる
  49. 真実の中には何時も仮定あり鏡映せば結末変わる
  50. ひらひらと堤防の上舞っている女性一人視界に入る
  51. 陽が沈む晩春の夜駅内でさいごの会話二人はかわす
  52. 潮風が僕らの命連れていく飛べよ飛べよと風が吹いてる
  53. やってくる心が鳴らす強い音彼が来る時心臓高鳴る