桜散る花弁の一つ拾い上げふと君思ふ十八の夜

桜散る

花弁の一つ

拾い上げ

ふと君思ふ 十八の夜


【本文】


 桜が散る季節となった頃、一人の学生が暗い学校へとやってきていた。誰もいない暗い夜はどこか開放感があった。

 その学生は桜の花弁を拾い上げ空に掲げながら空を眺めた。きらきらと星々が輝いている中、思い人の顔が浮かぶ。

 いつかまた会いたいなと思いながら、学生は空を眺め続けていた。

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