食材の確保のために争うホテルの新館と旧館。その争いの結末とは?そんなお話です。
面白くて一気読み!重苦し気なドロドロとした人間関係の職場。そんな始まりにも関わらず。じわじわと高まる緊張感。同時に物語は壮大な世界の扉が!今、まさに!開こうとしている!!?短編だ。にも拘わらず、ドキドキワクワクが詰まっている。読了後の妙なウキウキ感がたまらない。
戦国武将の話かと思うほど、素晴らしい戦いを見せていただきました。出来る人っていうのは、こういう人のことを言うのですかね。新旧対決、一体どうなるのかとハラハラしましたが、なんだか全部丸く収まっていて爽快です!とても面白かった~!
一石二鳥という言葉が相応しいです。ノルマ達成は常に大変なものですが、こういった手法もあるのは参照になります。強か、とも言える人物が印象的でした。
そしてストーリーの展開のさせ方も秀逸です。 是非ご一読を。
ホテルの新館と旧館のおせち料理の食材を巡る攻防——というだけで、もう面白いのに、SFのようでもあり、ミステリーのようでもある独特な雰囲気と独自性が面白さを加速させています。また、いくつもの驚きと「そうきたか!」という発想と展開が読み手を飽きさせることなく最後まで続くのです。これはもう、読むしかない。読んだら癖になる面白さが待っている。すぐにスラッと読めるので、是非とも読んで欲しい作品です!
あらすじにもありますが、ホテルの新館と旧館で戦います。この設定が珍しくて、思わず読み進めてしまいます。そして、その戦いが仮想世界というのも、また面白い。とにかく発想が光ります。全体を通して独創性があって、読んでいて飽きません。しかも、この争いには裏があって……。最後の最後まで驚きが用意されていて、練り込まれた展開も素晴らしいです。短い作品なのでサクッと読んで楽しんでください。